人気のBFシリーズ(BF4・BFH)は説明が少ないので、知らないだけで損する事は沢山ある。そんな必要不可欠となる知識の筆頭がスポットだ。スポット(敵の位置をマーキングすること)こそプレイヤーにとって最強武器であり立ち回りを支える重要な要素だ。
撃ち合いの強さを筆頭とした操作技術に注目が集まる傾向が強いが、技術が一定の水準に達したときに明暗を分けるのは情報(スポット)の差である。
・最強武器であるスポット
画像はハードコアなのでスポット出来ない。狙った先の敵が分かりにくい。
BFシリーズは「スポットした数だけ上達するゲーム」だ。スポットしない人が上手くなる・強くなる事はまず無い(ハードコアなら別だけど)。スポットする方法は簡単。敵が居る辺りを狙ってスポットボタンを押すだけだ。
スポットすれば相手の頭の上にオレンジの▼が付く。そしてミニMAPに向いている方向まで映し出すことが出来る。ここまで敵の情報を味方と共有できれば、ボイスチャット無しでもスポットすれば味方と連繋が出来る。スポットはチームで連繋する際の起点だ。スポットしなければその恩恵は受けられない。
スポットすれば遠距離だろうが関係なく「敵の情報」を得られ味方と共有できる。そんなスポットは操作に慣れない人でも上級者と同等の成果が得られる。そして有効な対抗手段が殆ど無い、とても強力な行為である。誰が使っても強いと呼ばれるのが「強武器」ならば、スポットこそプレイヤーにとっての最強武器なのだ。
・スポットで敵を探す
スポットすれば見落としやすい敵の位置もはっきりわかる。
基本はスポットで索敵する癖をつけよう。深く考え無くてもスポット範囲に敵が居れば▼マークが表示されるからだ。BFシリーズは操作キャラクターの視認性が悪く、物影に隠れたりされると敵に気が付かない事も多いので▼マークは重宝する。この▼マークはミニMAPが見れないFPS初心者でも役立てやすい。
プレイしながらミニMAPを確認するのは大変で慣れるまでは時間が必要になる。それに対して画面上に▼が出ればミニMAPを見なくても敵の位置に気がつく。初心者でも敵の場所が分かるのである。
操作技術に着目しがちであるが、初心者と経験者における最大の差はミニMAPを見る技術にある。スポットはその差を一部だが埋めてくれるシステムだ。利用しない手はない。スポットする暇が無いと感じるなら前に出過ぎである。スポットする余裕がある距離を保つことが重要なのだ。
ちなみに過剰な連続スポットに対するスポット無効のペナルティが存在する。重要な時にきっちりスポットするために適度に間隔を空けたい所である。
・スポットされて生き残る
相手はこちらが見えてないだろう。立場が逆なら危険な状態だ。
スポットされながら戦い生き残るのは難しい。前線でスポットされたらデスの可能性が高い「必死」な状態だ。しかし、自分がスポットされたかは確認出来ない。そこで重要になるのがスポットされたイメージを持つことだ。
スポットされたかも知れない。そう感じた時は一旦引く。無駄なデスはこれだけで大分減らせる。自分の位置が敵にバレているのに単身で突っ込めば、待ち受けられたり横から撃たれたりと散々な目に遭うのは当然だ。
BFシリーズで初心者と感じるのは撃ち合いの弱いプレイヤーでなく、スポットされても迂闊に動き回るプレイヤーだ。一方的にスポットされたら撃ち合いどころじゃない。自分もリロードや回復中には「スポットされてません様に!」と祈りながらプレイしてる。どんな時も引き際を見定めるのが一番難しいのだ。
・BFの立ち回り=スポットの攻防
立ち回りと呼ばれる判断力を鍛えるには経験を重ねる必要がある。だから成長には一定の時間がかかり、その差を埋めるのは難しい。それでもスポットを中心に単純化して考えると型が見えてくる。
1)距離を保って敵をスポット。
2)ミニMAPで敵が見ている方向を確認。
3)敵が見てない角度から進行して攻撃。
4)見られたと思ったら無理せず退いて迂回。
敵をスポットして味方の火力を集中させる。スポットされた味方に集中してる敵の隙を突く。スポットされたら味方の囮となり敵を引き込む。
分隊同士の小競り合いでも、多くのプレイヤーが集まる激戦区もそれは変わらない。スポットを意識することが上達の早道である。