私が選ぶGOTY2017
毎年恒例のGOTY記事です。まずプレイした作品を振り返ってみます。
『Horizon Zero Dawn』
『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』
『グウェントウィッチャーカードゲーム』
『Farpoint』
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』
『Hellblade: Senua's Sacrifice』
『Dead By Daylight』
『Splatoon 2』
『Fortnite』
『アンチャーテッド 古代神の秘宝』
『V!勇者のくせになまいきだR』
『Megaton Rainfall』
『ARK: Survival Evolved』
『マリオオデッセイ』はクリアしてないので省きました。少ない。例年と比べてかなり少ないです。
ちょっと昨年の様に各賞を選出するのは無理があります。そんな訳で大賞だけを選んで終えることにしました。
k456.hatenablog.com
私が選ぶGOTY2017
私が選ぶGOTY2017は『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』です。
本作はウォーキングシミュレーターと呼ばれるジャンルで、フリープレイで配信された『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』もその一つです。
秘密基地の様なギミックに溢れた奇妙な屋敷を歩き、フィンチ一族の人生が詰まった部屋を巡るのは冒険の様な楽しさがありました。そして一族の記録を読み死に際を体験するイベントの数々には人生を感じます。
特筆すべきは独創的な字幕の存在です。主人公の朗読と共に流れる字幕が目を楽しませ、物語の理解を助け、進むべき方向へと導きます。この演出がゲームと調和しており完璧だと感じました。
ゲームにおける移動は退屈との戦いです。多くの作品は探索の他にアクションゲームやパズルゲームの要素を加えることで対処しています。
ウォーキングシミュレーターが面白くないと評価されがちなのは移動の退屈さと戦う武器が少ないからです。その中で字幕を主役に変え退屈さと戦った本作は革新的でした。
最後まで迷ったのが『Hellblade: Senua's Sacrifice』です。
北欧神話をベースとした世界の中で心の拠り所を失った主人公『セヌア』が苦悩と恐怖に立ち向かう様は圧巻でした。
北欧神話を描いた作品として記憶に残り、リアルな精神病の症状を描いた作品として心に残る作品となりました。
プレイする映画と言った趣の本作は『The Order:1886』を彷彿とさせます。しかしプレイヤーとキャラクターの同調にQETを使った『The Order:1886』と比べ『Hellblade: Senua's Sacrifice』が用いた手法はより直接的です。
バイノーラルサウンドによる幻聴表現や、繰り返す死がセーブデータの消滅へと繋がるシステムにより『セヌア』が抱える恐怖が確かに伝わりました。
特にフェイスキャプチャーを駆使した表情表現は凄まじく、迫真の演技に圧倒されました。本作は不気味の谷を越えたと思います。
アクションゲームとしては剣戟アクションの出来が素晴らしかっただけに戦闘パートの練り込み不足とテンポを損ねるパズルパートの存在が惜しいです。
その点が響き僅差で『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』に、私のGOTY2017を与えることになりました。
インディーズが面白かった2017年
今年は年末の大作ラッシュを完全にスルーしました。なんとCoDもアサクリも買ってません。CoDとアサクリにはマンネリを感じてしまったのが原因かもしれません。
代わりに癖のあるインディー作品を買うことが多かったです。今回は取り上げませんでしたが『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』や『Megaton Rainfall』にも通じる「やりたいことをやるだけやった」感のあるゲームは短いながらもとても楽しかったです。
今年は私が選ぶGOTY2017の名に相応しく、私の嗜好が強く出る結果になりました。両者共に記憶に残る作品です。機会があれば是非プレイしてみて下さい。