人生はFPSゲーム。時々哲学。

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私が選ぶGOTY2018

自分なりのGOTY2018を選出

 平成最後の年となる2018年は各ジャンルで話題作が目白押しとなり嬉しい悲鳴を上げたもんだ。積みゲーマーの気持ちが分かるぜ、どころか既に幾つか積んでる始末。

 甲乙つけがたいからこそ、プレイするかは『好み』が後押しする。積まれたゲームは『Not For Me』(私向きではない)作品だったと自分を納得させ、プレイした作品の中から4つ選んだ。


『フォートナイト』

 当初は無料だけあってグラフィックも今と比べチープであり、群雄割拠のバトルロワイアルというジャンルの覇者となるとは思っても見なかった。

 そして気が付けば人気爆発と共に流れ込んだ潤沢な資金を惜しみなく使い、短期間に意欲的なアップデートを何度も繰り返す化け物ゲームへと成長を遂げていた。

 その姿はカジュアルFPSの王者CoDが『CoD:MW4』から10年かけ破壊と創造を繰り返し傑作『CoD:BO4』を生んだ過程を彷彿とさせる。かつて建築の妙技を競っていた『フォートナイト』は、今じゃ飛行機に乗って空戦を繰り広げている。もはや別ゲーである。

 社会現象ともなった『フォートナイト』の進化速度は異常。2019年も注目を集めること間違いなし。

『ゴッド・オブ・ウォー』(GoW)


 2018年は広大な世界を表現した大作が多かった。その中で私が一番面白かったのはナラティブに傾注した『Red Dead Redemption 2』で、一番楽しかったのは爽快な移動を楽しめた『Marvel's Spider-Man』だろう。しかし面白くてかつ楽しかったのは『GoW』だった。

 GoWは幅広い購買層を狙うSIEのゲームらしくバランスに優れた作品で、北欧神話をベースとした父子の物語は面白く、シリーズらしいダイナミックな戦闘は爽快感に溢れ楽しかった。ほぼ一本道で進むゲームながら全編シームレスを駆使し、オープンワールドに負けない広がりを演出したのも印象的。

 難易度の問題か、それともハゲのおっさんがダメだったのか、はたまた動画で満足したのか、日本だと売り上げが伸び悩んだのは残念。


旧『グウェント』


 2018年の秋に訪れた『Homecomingプロジェクト』の実施とともに姿を消してしまった以前の『グウェント』。サーチカードを多用したテンポの良さと、デッキ圧縮による運要素の少なさが魅力のカードゲームだった。

 当初は名の通ったゲーマー達も集まり、大会ともなれば『Twitch』でも上位に位置した時期もあった。それでもesportsとして成功するのは難しかった様だ。

 そして2017年の年末に旧『グウェント』は新規プレイヤー獲得を目指し、比較的運の関与が強いカードを追加した。そのカードはコミュニティから不評を買い、それが引き金となり完全リニューアルへと進むことに。

 旧『グウェント』は私にesportsの楽しさと難しさを知らしめてくれた。β版でありながら高額の賞金を用意し、ウィッチャーの世界を模した豪華な会場で大会を開催するなど精力的に運営していた。

 その熱に当てられ時差の関係で深夜から明け方になってしまう大会配信を寝落ちしながら観戦し、参加者の素晴らしい一手や引きの強さに熱狂したものだ。旧『グウェント』はかなり面白かったので残念。


 

『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』


 今年のPSVRはVR表現とゲームの融和が進んだと感じる1年だった。VRシューターの『Fire wall ZERO hour』、VRアドベンチャーの『Deracine』、VRパズルの『テトリスエフェクト』と素晴らしい作品が登場した。その極めつけがVRアクション『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』だ。

 その素晴らしさは『アストロ』を動かすアクションの変化でなく、ステージごとで異なるVR演出で変化を出していた点。VRの魅力が詰め込まれた演出は、どれも新鮮でプレイヤーを飽きさせない。

 多くのVRゲームの要素が含まれるので、PSVRを買ったら先ずコレを遊ぶべきと言える一本。


2019年以降も話題作は尽きない

 人気絶頂の『フォートナイト』は社会現象となり、ゲーム関連市場の拡大は目覚ましい。その影響もありゲーミングPCの売り上げは好調な様子。また家庭用ゲーム機も次世代機の足音が聞こえてきている。2019年も話題作には事欠かなそうだ。今年こそ『サイバーパンク 2077』の発売日くらいは発表して欲しい。