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PSVRでバイオハザード7体験版をプレイした感想

PSVRでバイオ7やってみた

 今更なんですがバイオ7の体験版をPSVRでプレイした感想を書きます。いやね。怖いんですよ。VRのホラーって。なんで、わざわざ怖い思いしなきゃならんの?って感じで放置してきたんです。

 それでも発売間近だし、通常モードで一通り内容を知ったので体験しておくか!と言うわけでPSVRの電源をON!

VR独特の移動方法

 身体感覚と視界のズレが生み出す違和感が原因と言われているVR酔い。バイオ7も類に漏れず酔いは大敵。

 それを鑑みて懐かしき回転式の移動を採用していました。30度・45度・90度の他にフリーで回れる移動方法も。

 フリーが一番やり易いかと設定変えてみたけれど、どうもガンガン酔いそうなので30度でプレイ。移動の微調整はできないですが、自分はこれなら酔いませんでした。

 ちなみにVR酔いの感覚はフリープレイにも来たEverybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-の酔い方に近いかも。

k456.hatenablog.com

 移動を前後中心にして無闇に回転を入れなければ酔いにくいです。最後は慣れ。


 このビミョーに悪い操作性が引き出す怖さは、古きバイオを思い出させ懐かしくもある。思う様に逃げられないんです。それが怖い。


怖さを引き出す覗き込み

 VR版バイオ7は中々の映像品質で、自分がそこに居る感覚が確かにある。VRホラーはお化け屋敷に入った気分になります。

 それを実感させるのが「覗き込む動作」です。ドアから出るとき、気味の悪いオブジェクトがあったとき、自然と首を突きだして様子を伺ってしまう。

 分かっていてもやらざるを得ないこの動作。見たくないけど覗き込んで確認してしまうのは本能なんでしょう。
 日常で行う動作がプレイヤーをバイオの世界へ誘ってくれます。

 腐った料理の上でウジが踊ってたなんて、VR版やるまで気が付かなかった。


 やっぱり怖い。圧倒的に怖い。内容を知ってるからプレイ出来るけど、知らなかったら部屋から出るのも一苦労しそう。


 

VRが抱える欠点を補う怖さ

 バイオ7は体験版とは言えオブジェクトが妙にテカテカしているし、全体的にサイズ感が少しおかしい気がしました。

 カメラ位置の調整も結構シビアにやらないと、覗き込んだときにエリア外になってしまいます。


 移動はお世辞にも快適とは言えないし、酔い易い部類に入るでしょう。


 しかし、不自由さが残る移動は恐怖を引き出すし、荒めの解像度もゲームと認識させ行き過ぎた恐怖とならないです。

 酔ったと自分に言い訳して休憩に入れるのも、精神衛生を保つのに優れているかも。

 私は完全初見でVR版をプレイする勇気が持てるか自信は無いです。そもそも買うかどうか・・・。


 最後にVRバイオの感想をまとめると。

 余りにリアルな恐怖なんて求めてないんだよ!ゴリス!ゴリスをくれ!