考察ブログをやるような人はなんだかんだで上位に位置する勝ち組が多い。そして各々のサイトで途中抜けに対する批判が盛んになっている。
システムとして途中抜けの方法が有る以上は責められない。退出ボタンがあれば使うのは自然な流れだ。
余談だがリーグでは退出させるのが最も効率的な勝ち方だ。どちらかと言うと放置する人の方が多いが個人的には抜けるより迷惑だ。
FPSの世界においてCoDの立ち位置は「日本」である。
全国民が中流にあり社会保障も充実している。格差が少ない社会だ。それはパークや武器そしてMAP構成からも明らかだ。
途中抜けは生活保護や医療保障と言った所だろう。これが無ければ死んでしまう。(辞めてしまう。)と言うわけだ。
CoDでキルレ1が脱初心者の指標として良く挙げられる。恐らくこれは平均より上だ。統計データなんて持ち合わせてないが平均はキルレ0.8辺りじゃないだろうか。（最近は分割プレイや統計リセットが有るので若干高めになっていると思われる。)
つまりバランスの中心はキルレ1.0から0.6辺りのプレイヤーに左右されると言える。
プレイヤーの大部分を占めるこの層が楽しくプレイ出来る事が最優先だ。考察ブログの開設者はリーグのマスターランクとほぼ同格だ。つまり上位の3%だ。日本の年収1000万以上とほぼ同じ割合である。
ネット上に溢れる考察や意見の多くは年収1000万以上の人間の感覚だ。全体のプレイヤーの感覚とズレていると言っても過言じゃない。
年収1000万以上の人間の生活レベルに違和感を持たないのは同レベルの人間だけだ。
お手軽にキルできる武器やパークは気に入らない。雑魚はカモになっていれば良い。途中抜けなんて言語道断だ！そんな感じだ。
筆者としては途中抜けや途中参加がそんなに嫌ならリーグをプレイすれば良いと思う。わざわざペナルティの無いパブリックロビーで文句言うな。(リーグ過疎の怨み言でもある。)
BO2の最大の失敗点はCoDにしては格差が大きかった点だ。CoD4の時ならいざ知らず現在のプレイヤー層ではニーズが合ってない。
発売当初はまともにプレイ出来た。チンパンなんて気にならなかった。DOMも味方に不満は少なくソロプレイでも勝率1.5を維持できた。
程無くリーグに籠った。そしてリーグから戻って見たらチンパンと言う言葉ができていて、DOMのソロプレイで勝率1.1を維持するのが難しくなっていた。
格差が広がりつつある日本の様にCoDも二極化が進んでいたのだ。
正確に言うと途中抜けが増えた訳ではない。抜けずになんとか出来る中流のプレイヤーがBO2を辞めたのだ。残ったのはチンパンだけ。いや、チンパン(チャレンジ至上主義)にならないとやってられないと言うわけだ。
正直な所、チンパンと呼ばれるプレイヤーやキルレ0.6付近のプレイヤーの感想を聞いて見たい所だ。
殆どのサイトが上位30%程度のプレイヤーの意見で満ちている。そしてそれが普通だと思い込んでいる。一般的なプレイヤーがコメントしにくい環境になっているのは間違いない。
筆者はたかがゲームと思うタイプだ。特にリーグ以外はプレイに関してはどうでも良い。途中抜けに関しては仕方ないと思うし、チンパンが溢れるようと皆同じ条件だ。
筆者に言わせればロビーで相手が強そうなら抜けるのも、不利なチームなら抜けるのも途中抜けだ。相手を選ぶ本質は何も変わらない。
途中抜けや途中参加を制限すれば改善すると思っているプレイヤーは夢を見すぎである。その答えはリーグに既にある。望んでる世界にはならないだろう。
筆者はどちらかと言うと現実社会においての方が弱者に厳しい。格差社会万歳と言った所だ。
むしろ格差拡大を叫ぶなら、たかがゲームでなく現実社会に対してやって欲しいものだ。それは是非応援したい。
