人生はFPSゲーム。時々哲学。

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上級者VSチンパン

 どちらかと言うと格下苛めが好きな人と、苛められ過ぎて試合そのものに興味を失った人の戦いの気もするがまあいい。チンパンとエンジョイ勢の違いが判らんので同義とする。とりあえずレッテル貼りが上手い奴がいるのは解った。


 足手まといや見切りの早い味方の途中抜けに対する不満は分かる。リーグはランクで覚悟が事前に決まるのでまだマシだ。しかしそれでも溜め息や怒りを感じることもある。

 同時に別の楽しみ方を見付けた人達の気持ちも解らなくない。試合そのものよりチャレンジ(キルレ上げも含め)を達成していく楽しさは弱いプレイヤーの方が大きいのだ。障害が大きい程その達成感は強い。
 筆者は経験値目的以外だとその作業感が苦痛なので放棄している。パーク無しとかアタッチメント無しを設定したのは開発者の失敗だった。チンパンも増えるわけだ。


 元々チャレンジやキルレはユーザーを引き留める為の苦肉の策だ。目的が勝敗に特化したリーグではチャレンジ達成できない仕様になっている。当然だ。

 
 残念ながらCoDは大衆向けであり今の在り方が自然なのだ。大衆向けの料理店で料理の質を求めるには限度がある。上位3%の一部の人はそれがわかっていない。


 筆者はリーグの影響か現状には割と寛大だ。リーグの記事も幾つか作成し、微力ながらリーグ活性化を目指した。しかしニーズに合わない物はどうしようもない。


 上級者達の下流叩きの凄まじさには笑ってしまう。それを見ていてアメリカの医療制度を思い出した。


 能力が低い奴は給料低くて当たり前。能力が低いから長時間労働でせめて補うのは当たり前。

 稼げないのは社会から見て必要性が低いからだ。稼げない奴は価値がない。


 努力しない貧困層に私達の払う税金を使って同等の医療を与えるなんてとんでもない!貧乏人が金が無くて死ぬのならそれは仕方ない事だ。

 実力主義と言えば聞こえは言いが、それは自分に都合のいいことを言うだけだ。

 是非とも上級者には他の領域においても同様に実力主義を論じて頂きたい。特に日本の医療費についてお願いしたい。これは割と切に願う。




 ゲームと言えど社会の縮図だ。金持ちと貧乏人が同じ街に住んで両者が幸せな社会なんてあり得ない。
 チンパンの生き方が悪いことは何もない。勝率よりキルレ重視の人は、途中参加を気にしてないだろう。ここで重要なのは上級者は誰もが途中参加に迷惑していると言う印象操作をしている点だ。アサシン批判と同じで自分に都合の良い事を言っているに過ぎない。


 しかし、勝ち組に入らないと得られないものが多いのは事実だ。勝ち組にしか見えない世界が確かにある。繰り返しになるが興味がある時はリーグが道標になるはずだ。
 

 最後になるが、以前も記した様にCoD:Gはパーティー用のクランロビーの設置や感染ルールの復活によるプレイヤーの棲み分けを意識している。
 棲み分けが機能して上級者とチンパンの両者が楽しめるようなら幸いだ。

 BO2ほど酷い結果になら無い事を祈る。