BO4のマルチプレイとBLACKOUTの感想
先日『Call of Duty: Black Ops 4』(BO4)のマルチプレイβテストが行われ、続いてバトロアモードのBLACKOUTのテストも開催された。
BO4は流行りを採り入れながら、CoDらしさも残しシリーズのファンが馴染みやすい作品となっていた。
連携を意識したマルチプレイ
近年R6SやOWの様な戦略性に富んだ作品が人気を集めている。
BO4も流行りに乗って固有ガジェットを持つスペシャリストを選ぶ形を採用。体力も150へ上がりチーム人数も5人に減った。
連携を意識した変更も随所に見られる。ミニMAPに味方の視界が表示され、R6Sの様に味方がハイライト表示されるパークもある。
このように従来と比べチームメイトの位置や行動を把握しやすく、野良でプレイしても合わせやすくなった。
もちろんCoDらしさは健在。BO2から続くPick10カスタムを採用し、3レーン構造のMAPもある。キルストも健在で個人で試合の流れを作りやすい。
チームプレイを助ける要素は増えた。しかしR6SやOWの様に厳格なチームプレイは要求されず、戦略の妙が決め手になることも少ない。
流行りに乗りながらプレイする上でハードルは低く、カジュアルFPSらしい塩梅に留まっている。
CoDらしいバトルロイヤルモード
BLACKOUTはCoDの特徴であるキルストこそ登場しない。しかしマルチプレイで登場したパークやガジェットが登場し、BOシリーズの人気MAPやゾンビが登場とファンサービに富んでいる。
本モードはPUBGの影響を多大に感じる作りで、当初は血気盛んなCoDプレイヤーに向かない印象を持った。ところがプレイしてみるとCoDらしいハイペースなバトロアに仕上がっている。
具体的には1マッチのプレイ時間が15分程と短く、プレイヤーの移動速度が速い。乗り物も存在するが使わなくても問題ない程だ。
さらにスリップダメージが低く移動中の回復が可能なので、エリア外でも十分撃ち合えてしまう。実際プレイス中でもエリア外の戦闘が散見された。
やや体力は低めだがアーマーを着れば別である。特にヘビーアーマーを着られると固い。少し強すぎる位だ。
またCoDにしては珍しく弾速の概念があり、長距離からの銃撃で即死というパターンも減っている。
基本ルールの他にエリア縮小が早いルールもあり、せっかちなCoDプレイヤーでも楽しめるだろう。
磨かれたハイテンポな撃ち合い
私はCoDが人気を得た最大の理由は撃ち合いの気持ち良さだと考えている。
CoDはハイテンポな戦闘を繰り返され、敵を倒せば派手な効果音とスコアが表示される。これは音ゲーのプレイ感覚に近い。
そのプレイ感覚が手動回復により磨きが掛かっていた。体力回復のテンポロスが無くなったのだ。
従来のCoDは撃ち合いで減った体力が回復するまで消極的なプレイを余儀なくされていた。
これはプレイヤーがシステムにコントロールされる時間であり、心地よいプレイ感覚は中断されてしまう。
ところがBO4はプレイヤーが手動で回復のタイミングを決められる。
大半は即座に回復するだけの話なのだが、回復タイミングの決定権を与えられたことでプレイが中断される感覚は大幅に減った。
これによりBO4は回復タイミングを絡めた駆け引きと、よりハイテンポな撃ち合いが楽しめた。
BLACKOUTが初心者の受け皿になる
元々BOシリーズはチームデスマッチ(TDM)を重視しない傾向があった。
敵を倒すだけの分かりやすいルールで人気だったTDM。しかし立ち止まれば芋と呼ばれ、デスを重ねれば味方に罵られる初心者に厳しい世界だった。
その点バトロアならルールも分かりやすく、キルストの養分になることも無い。TDMよりペースは遅いので索敵やチームプレイもゆっくり学べる。
カジュアルFPSであるCoDのプレイヤー層と、運の影響も大きいバトロアルールの相性は良いだろう。
BLACKOUT成功の暁には、是非MWシリーズのMAPと武器でバトロアを作ってくれたら嬉しい。
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