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リトルナイトメアのDLC第1弾『The Depths-深淵-』感想

水をテーマとした王道の悪夢

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 DLCにより新たに『モウ』の秘密が暴かれます。今度の主人公は囚われの少年『ランナウェイ・キッド』です。『管理人』に囚われている子供の一人で『シックス』とは別ルートで脱出を試みます。ネタバレありなのでご注意ください。


脱出を試みる子供達

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 『シックス』の物語でも脱出を試みて石化している子供が見られました。彼らも黙って囚われてる訳では無かったのです。
 『ランナウェイ・キッド』の逃走では先行する少女の姿が見られます。見た感じだと年上に見えますが『ランナウェイ・キッド』を待つわけでもないので姉弟の関係などでは無さそうです。
 序章となる今回では新しい謎が増えるばかりでした。次の章が楽しみです。




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ホラーのお約束である落し物。彼女は無事なのでしょうか?




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『シックス』との邂逅。ほぼ同時期に脱出を試みていた様です。



 おっさんにしか見えない深淵の主は両生類なんですかね。超常的な『レディ』の後だとなんでも有りな気になってしまいます。
 『シックス』の時は登場キャラクターに執着というか妄執に様な異様さを感じたんですが、今回はキャラクターの魅力に欠ける様な気もします。なんていうか愛すべき怪物じゃなくただの化け物と言った印象。そこは少し残念かな。人型である意味が無い気がしました。



元ネタ映画考察

 本作の魅力の一つにホラー映画のオマージュがあると思っています。本作はホラー・パニックで人気のサメ映画を彷彿とさせるシーン満載でした。

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 デーンデン…デーンデン…デンデンデンデンと『ジョーズ』のテーマが聞こえてきそう。あのBGMは偉大です。

ジョーズ

ジョーズ

 
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 水辺で姿を見せている辺りには『アナコンダ』を思い出します。伸びてくる手の影にも蛇っぽさを感じますね。 
アナコンダ Blu-ray

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 サメ映画を筆頭としたお約束満載でどの作品と言うのは難しいのですが、水没した部屋を進むシーンや電気で撃退するシーンなどは『ディープ・ブルー』を彷彿とさせます。

ディープ・ブルー [Blu-ray]

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 名作『ジョーズ』に続きサメ映画時代を切り開いた『ディープ・ブルー』はオススメです。



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 水に浮かぶ荷物を利用するのは海を舞台とした作品のお約束




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 爆破も多いけれど感電こそ舞台に相応しい撃退法でしょう。分かってらっしゃる。


 

プレイするとホラー映画を見たくなる

 リトルナイトメアをプレイするとホラー映画見たくなりますね。コントローラーが心拍の様に振動するので、こっちも落ち着かなくなります。

 相変わらず操作性悪かったりしますけど、失敗して死ぬシーンを見ないとホラーっぽくないので必要悪ってことにしておきましょう。

 次はどのジャンルをテーマにするのか楽しみです。