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1周年を迎えたレインボーシックス シージ(R6S)を振り返る

1周年を迎え2年目に入るR6S

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 人気実況者『弟者』の影響もあってかじわり、じわりと売上を伸ばしているR6S。緊張感のある戦闘や戦略的なプレイが出来ることで人気の作品だ。
 私もそのゲームシステムに魅了されプレイに熱中した一人である。

k456.hatenablog.com

 そんなR6Sも1周年を迎え、2年目の開発が決定したと発表された。これを機に一年を振り返って見ようと思う。
 

手探りで始まったR6S

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 CoDのサーチ&デストロイが好きだった自分としては興味津々だったR6S。同時に癖が強いので流行らないのではないか?と不安になったものである。

 屋内での撃ち合いに特化しリスポーンは無い。おまけにヘッドショットで即死し、体力の自動回復もないときた。

 それはCoDやBFの様な人気FPSとは明らかに毛色が違うゲーム性なのだ。
 実際、プレイヤー人口が少なくてランクマッチは機能してなかったし、過疎化も時間の問題かと思っていた。

 それでも壁を壊し攻め入る興奮と、防壁を構築する楽しさで寝食を忘れるくらいプレイした。人口も少なかったから、出会うプレイヤーがフレンドのフレンドなんてことは日常茶飯事。

 今じゃプレイヤー人口も増え発売日組に出会うことは珍しくなった。嬉しさ半分、寂しくもある。
 


 

Black Ice(ブラックアイス)

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 記念すべきDLC第一弾はカナダ・統合タスクフォース2(JTF-2)となる。バレバレで役に立たないカプカンに代わり足元を狙うフロストの登場は衝撃だった。


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 当時はフロスト強すぎ!バック要らなくない?そんな感じの評価だった。そんなバックも今じゃバランス調整とMAP研究が進み、一線で戦えるオペレーターになっている。  

 R6Sは三次元的で複雑なMAPを覚えるのが大変だ。そのため発売当初から防衛は全員で目標付近に籠り、攻撃はドローンで目標を探し包囲して攻める感じだった。

 そんな中で追加されたMAP『ヨット』では籠って戦うには補強壁が足りない!ならばフロストのマットに守りをまかせ迎え討つしかない!
 そんな流れで防衛側の意識は建物全体へと広がり、防衛サイドの遊撃人員が増えたのがこの頃。

 そして忘れちゃいけないのが黒い影が出るバグ。まさか、幽体離脱してくるとは思わなかった。

 初のDLCを楽しんでいた中で起きた、あの影バグの衝撃は忘れないだろう。これを機にシージ民のバグ耐性は高まったと思う。



Dust Line(ダストライン)

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 第2弾はアメリカ・NAVY SEALS。DLCで積極的にバランスを崩していくと明言しており、本シーズンでR6Sの戦略は大きく変わった。


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 ライフルシールドで相手にプレッシャーを与えるブラックビアード。カメラで敵の隙を突くヴァルキリー。彼らも強かったが、他のオペレーター達の強化も来たのだ。

 ミュート、カプカン、モンターニュと日陰者達が強化される中で輝いたのが、我らがタチャンカ!

・・・ではなく、使いやすくなり凶悪化したパルス。一時はパルスが居ない試合が無いほどだった。その強さと人気は凄まじく、敵にハゲが居るだけでプレイヤーがストレスで禿げるくらいである。

 パルス、フロスト、ヴァルキリー。この時期のショットガン勢はビアード対策の役割もあり本当に強かった。
 新オペ優遇は分かるが当時のビアードはちょっと強すぎたのだ。くそ、この頃にもっと使えばよかった。


Skull Rain(スカルレイン)

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 第3弾はブラジル・特殊警察作戦大隊(BOPE)でCoD:MW2を思い出すMAPでグラズにとっては悪夢の地。



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 防衛側が建物への侵入を防ぐことを重視した関係で攻撃側は速攻の価値が高まっていた。
 そこにやって来たのが攻撃力に秀でたカピタオ。そして単独行動するプレイヤーにプレッシャーを与えるカヴェイラだ。

 しかし、本DLCはバランスを崩す程のパワーは無く、肩透かしであった感は否めなかった。そこにオペレーター強化とガジェットの追加がやって来た。

 準備フェイズでショックドローンが使える様になったトゥイッチ。そして味方の体力回復が可能となったドク。
 さらに攻撃サイドにクレイモアが追加され見事に戦略が変わった。このアップデートが一番ワクワクしたかも知れない。

 特にクレイモア先生にはお世話になっております。フラグそしてブリーチングを取り上げられたテルミットさんもクレイモアには喜んでることでしょう。


Red Crow、(レッドクロウ)

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 1年目のラストを飾るのが日本・特殊急襲部隊(SAT)
で舞台は名古屋となる。ちなみに名古屋在住の方によるとMAPの再現度はかなり高いそうだ。


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 待望の補強壁を破壊できるオペレーターとなるヒバナと防衛サイド初となるドローンを使えるエコー。強すぎず弱すぎず、両者とも使い方を考えるのが楽しいオペレーターである。

 特にヒバナはフラグを失い弱体化し、責任ばかり大きくなったテルミットには救いだった。正に持つべきは友である。

 しかし、謎の日本優遇(バグ)でPS4版だけスタンドを身に付けていたヒバナ。これには参った。初体験では正にポルナレフ状態。

「外の敵を倒そうと覗いたら気が付くと倒されていた。な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…」

 早々に修正されたので事なきを得たが、久々にネタとしても笑えない困ったバグだった。



今から始めても遅くはない

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 シージは無料配布されるDLCでオペレータが追加される度に戦略が変わってきた。2017年も定石が変化する余地が十分にあり、今から始めても十分に差を縮めるチャンスはあるだろう。



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シーズン1(2017年 2月):スペイン
シーズン2(2017年 5月):香港
シーズン3(2017年 8月):ポーランド
シーズン4(2017年11月):韓国


 2017年度も新たなMAP4種と8人のオペレータが追加される。2017年もシージ漬けになること間違いなしである。


 ところで我らがアイドルであるタチャンカの強化は、機関銃の設置自由度が上がっただけという不遇な扱い。カプカンからニトロセルを移すだけでも十分だと思うが何故か放置。

 発売から安定したピック率の低さを誇る彼に、そろそろ救いの手を伸ばしても良いんじゃないかな。今での辛い立場なのに4人も新規オペレーターが来たらオシマイである。

 え、弾幕はロマンだから需要があるって?じゃあ、まさか2年目もこのままですか?

 彼が主役のチャンネルがある程に愛されてるのは、『ダメな子』なのも手伝っているので仕方ない話かも知れない。

 確かにタチャンカ無双はシージにおけるロマンである。