人生はFPSゲーム。時々哲学。

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リアルな剣戟のFor Honor(フォーオナー)

リアルさを追求したフォーオナー

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 勢いに乗っているUBIの新規IPの発売が2017年2月14日に決定し、国内での発売も決まった。

 フォーオナーは一見すると洋風の無双シリーズに見えるが、リアルさを追求する海外ゲームらしく動きや雰囲気に説得力がある。ソウルシリーズなどが好きな人のアンテナに引っかかるデザインと雰囲気じゃなかろうか。

 UBIDAY2015でAI相手のソロプレイとプレイヤー相手のマルチ対戦を合わせて30分程プレイ出来たので、その感想も併せて記す。

 追記:αテストをプレイしたのでこちらもどうぞ。
k456.hatenablog.com




 攻城戦をテーマとした本格剣戟アクションをキャンペーンモードとマルチ対戦で遊べる筆者期待の一作だ。

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フォーオナーの世界観

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 トレーラーではフォーオナーのストーリーが垣間見える。突如として起きた天変地異。大地が裂け盛り上がり遠い三つの異国が隣接することになる。

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ヨーロッパの国々を思わせる騎士の国。

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珍しくきっちり日本風に描かれる武者の国。

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北欧諸国で猛威を奮ったヴァイキングの国。


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 戦争の始まりとは些細なものだ。水を巡って三人の戦士が向かい合う。それが永きに渡る戦乱の時代への始まりだった。時を経て再び対峙する三国の戦士。

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 ふと、一人の戦士が戦争がもたらす悲劇に気付き講和への道が開かれようとした時に飛来する矢。暗躍する騎士により平和への道は閉ざされ再び戦闘が始まっていく。


 王道のストーリーという印象を受けるトレーラー。続報が待ち遠しい。



攻城戦をテーマとしたマルチ対戦

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 私がプレイしたのは4vs4のチーム戦。攻城戦として3ヶ所の拠点を奪い合いながら敵を倒し1000ポイントを先取した陣営の勝利だった。必要ポイントや使ったキャラクターは違ったが2015年度E3の動画が似ている。

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 フォーオナーの攻撃モーションには殺意を感じるリアルさがあった。雑兵相手ではバッサバッサと切り倒す爽快感を味わいプレイヤー操るリーダー格相手では駆け引き重視の対戦が楽しめた。

AI兵士と共に行う拠点争奪戦

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 ルールはFPSなどでお馴染みの拠点争奪戦となる。ABC3ヶ所の重要拠点を巡り多くの兵士が切り結ぶ映像は圧巻。倒されたキャラが消えないので激戦区は正に死屍累々となる。
 無双シリーズと同様にAI操作の雑兵はやられ役だ。リアルな一撃必殺を繰り返し雑兵を切り伏せるのは爽快感があった。


構えが生む駆け引き

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 AI操作の雑兵達を切り伏せプレイヤーと対峙すると操作方法が変わり、相手とじっくり向き合うことになる。

 対プレイヤーではL2と右スティックで防御を兼ねた上段と左右の三種類の構えを選択でき、それぞれの構えから強弱の攻撃が繰り出せる。
 しかし、相手が同じ構えだと攻撃しても防御されてしまうので、プレイヤーは互いに構えの隙を突いたり崩し技を使って攻撃する必要がある。

 実は余り経験したことのない操作方法で戸惑った。AI相手の練習時間があって助かった。 

戦略的なプレイが求められる

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 試合自体は拠点を確保や雑兵を倒しスキルを獲得したりと忙しい。どんどん走り回ってポイントを稼ぐ必要があるのだ。そこで問題になるのが敵プレイヤーの存在だ。

 対プレイヤーの操作方法は一騎討ちに特化した作りで複数相手だと圧倒的に不利になる。つまり、4人居るプレイヤーの戦力配置が重要になってくる。時には戦闘を避け体勢を立て直すことも重要だった。

 スキルを使い一騎討ちで有利に立ち回る。または人数差で一気に押し込む。その時々に合わせた戦略が必要となった。 

挑戦的な作品が並ぶUBI

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 迫力ある武骨な戦闘と心地よい剣戟の音に夢中になりあっと言う間に時間が過ぎてしまった。

 操作に癖は有るけれど余り複雑な操作を必要としない読み合いと戦略が重要になるゲームという印象。これは同じくUBIのFPSゲームであるレインボーシックスシージにも通じる流れだ。
 
 ソウルシリーズで対人戦を楽しんだ人はチェックしてみてはどうだろう。