イベントでPSVRを体験してみた
日本科学未来館で行われた歴代のゲームが楽しめるイベント『GAME ON』にて、やっとPSVRが体験出来ました。
企画展「GAME ON ~ゲームってなんでおもしろい?~」概要 | 日本科学未来館 (Miraikan)
昨年の東京ゲームショウでは人気過ぎて体験出来なかったんですよね。VRの体験会は総じて1日辺りの整理券が少ないんですよ。
だからこそ今後もチャンスがあればどんどん行きたいですね。
6/20追記
体験会に行ってThe Deepを体験してきました。
PlayStation®VR特別体験会&先行予約販売が開始! 全国のソニーストアへ足を運ぼう | PlayStation®.Blog
これで私が体験したVR機器はOculus RiftとGearVRそしてPSVRの3機種になりました。そこで他のVR機器との比較やプレイRez Infiniteの感想を交え記そうと思います。
PSVRは想像以上に高品質
体験して感じたのはPSVRは『品』としての質が高いこと。
他のVR機器が目元で固定するゴーグル形式を採用しているのに対し、PSVRは額と後頭部で固定する方式で、他の機器比べると装着する際の負担が圧倒的に少なかったのです。
装着方法は以下の通り
・額に合わせる。
・後部をスライドさせ額と後頭部で挟み込む形で固定。
・モニター部の下にあるボタン押してモニターを移動。
・モニターの角度を調節しピントを合わせる。
他の機器はバンドで後頭部と目の周囲で挟み固定するので圧迫感がある。対するPSVRは敏感な顔部分に圧が係らず装着感が良いのはポイント高い。
特に眼鏡を着けたままでもスムーズに装着出来る点は素晴らしい。
ゴーグル型を採用している機器では目元に圧が係る関係上、まず眼鏡をVR機器にハメ込んでから改めて装着するという手間があった。それがPSVRには無かった。
欠点は二つ。ゴーグル型に比べると固定が甘そうな所と、手元の確認用である隙間の存在です。
激しく頭を動かすようなコンテンツは余り多くない印象ですが、積極的に見回すコンテンツだとズレそうな気がします。
手元を覗くための隙間が存在するのは賛否が分かれそうですが、自分は気にならなかったですね。
これはRez Infiniteのステージ背景が白っぽかったのも有るかも知れません。
スタッフの方が装着を手伝ってくれたのも有り、現物をゆっくり観察できなかったのが残念。
6/20追記
明るいソニーストアでの体験会ですと隙間は少し気になりましたが、体験が始まると気にならなくなりました。どちらかと言うとレンズが曇ってしまう方が気になった。暑い時期は空調必須か?
VRは光・音との相性が良い
プレイしたRez Infiniteはシューティングゲームと音ゲーを合わせた様な作品。デジタル世界を彷彿させる原色と光に溢れたステージで戦います。
標的をロックオンして壊す時に出る様々なヒット音が音楽を奏でている様な感覚を与えてくれます。
光と音の組み合わせは人の本能を刺激するのか、Rez Infiniteをプレイしていると奇妙な高揚感が得られました。ライブやイベントに通じる所がありますね。
スマホで本格VRが楽しめるGearVRでも様々な映像に包まれながら音楽を楽しめるアプリがお気に入りです。 空間を演出できるVRと音楽はとても相性が良いのです。異国から異世界まで好きな映像と音楽を選び浸れるのはVRならではでしょう。
6/20追記
ソニーストアでThe Deep体験してきました。海に潜って海洋生物を観察を楽しめるコンテンツで、ゲームと言うよりアトラクションに近い代物。
実際の体験デモは少し異なります。
凄かった。サメが大きくて怖い。大きいって本能的に怖いんです。椅子が揺れたりしたらもっと怖かったと思う。
ネタバレになりますが、乗ってるケージが壊された時の不安感は凄かった。理性はゲームだと理解しているけれど、視覚は確かに喰われる恐怖を感じてました。
VRのホラーは怖すぎるから規制が強化されるかもと言う話が出ているそうです。
The Deepはモンスターパニック的な作品なので、厳密にはホラーじゃ無いんですがサメへの恐怖はきっちり感じました。
ホラーゲームやホラー映画の新たな道が開かれたのは間違い無いです。
PSVRが目指した身近なVR
高品質のVR体験を提供しようとしている他機種と異なり、PSVRでは『手軽なVR機器』を目指したと感じました。
私はPS4が世界で人気となった理由は『手軽さ』だと考えています。PS4なら特に設定も必要なく録画・編集やプレイ配信がボタン一つで手軽に行えます。
他でも出来るけどPS4がやるのが一番簡単。これがPS4ヒットの要因じゃないでしょうか。
その印象をPSVRにも感じました。PSVRはとても身に付けやすく、自宅で日常的にVRを楽しむ上でハードルとなるVRHMDを装着する負担が少ないのです。
イベント等で高画質のVRを楽しむにはOculus Riftが適していると思います。しかし、日常的にVRを楽しむという点ではPSVRに軍配が上がると感じました。
GAME ONは終わってしまいましたが、お台場のジョイポリスでPSVR体験会が開催されます。
興味が有る方は是非この機会に体験してみてはどうでしょう。