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私がレインボーシックス シージを薦める3つの理由

レインボーシックス シージが面白いワケ

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 高い評価に後押され、じわ売れしているレインボーシックス シージ(以後シージ)。私もここ数年で最も面白いFPSだと感じている。

 ガチ勢向けFPSと評価されることもあるシージだが、どちらかと言うとFPS経験者向けと言った方が正しい。何故なら他のFPS作品が苦手な人でもシージなら活躍できるケースも多いからだ。
 
 シージにはCoDシリーズやBFシリーズとは違う楽しさがある。その魅力を紹介しよう。



1.失敗を納得できる

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 FPS経験者でも作品によっては試合の展開が早く付いていけない人もいると思う。例えば人気のCoD等は制限時間内に単純な算数問題を沢山解くようなゲームと言える。テンポを早くしてミスを誘発してプレイヤー間の思考力の差を縮めているのだ。

 その点でシージはどうだろう。準備フェイズもあり、何処を攻める・守るかを考える時間が十分に用意されている。それは敵の位置を予測して狙うことが重要になる撃ち合いに関しても同様で、素早く正確な操作を必要とする場面は多くない。

 シージはプレイ中に十分に考える余裕がある。だから自分のミスが納得でき「次はああしよう。こうしたら良かった」というFPS上達で重要になる「試行錯誤」へと自然と繋がっていく。そう、シージはFPSの上達を促してくれるのだ。



2.個人力とチーム力のバランスが秀逸

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 シージで選ぶオペレータはそれぞれ武器やガジェットが異なり個性がある。
 特殊なガジェットを駆使してチームを有利にするキャラから、遠距離に強いスナイパーや身を守る盾といった武装に特化したキャラまで様々だ。

 もちろん敵を倒すことが一番の貢献だ。ガンガン敵プレイヤーを倒すエースの力は大きい。しかし、オペレータの特徴を活かせば敵を倒さずとも勝利に貢献できるだろう。
 シージでプレイするルールは必ずしも敵を倒さなくても、目標を確保したり敵の侵入を防ぐことで勝てるからだ。

 また、体力の自動回復が無いのも良い。例えばサポート役となる盾で敵の攻撃を耐えながら、隙を見て与えるハンドガンの一撃が勝負の決め手になり得る。

 BFシリーズの補給や修理などの貢献は所詮は脇役だ。シージはサポート役でも勝利の立役者になるチャンスがある。そう、シージならサポート役でも主役になれるのだ。  


3.プレイヤーが有利を創り、壊す

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 最大の魅力がこれ。殆どのFPSではMAP構造に依存した撃ち合いに有利な場所(強ポジ)を取り合うことになる。強ポジを取れば勝てると言っても過言じゃない。それが嫌われがちなキャンパーを生み出してきた。

 しかし、シージはちょっと違う。シージの強ポジはプレイヤーによって創られ、壊されるのだ。

 シージの強ポジは銃弾を通さない強化した壁や侵入を制限するガジェットにより創り出される。
 その強ポジは攻撃側のガジェットにより無効化された途端に危険な場所へと姿を変える。そのため5人しか選べないオペレータの選択が重要になってくる。

 この自分で有利な状況を構築する楽しみや、通用するか分からない防衛網で敵を待ち受ける緊張感はタワーディフェンス型ゲームを彷彿させる要素だ。
 
 タクティカルシューターと銘打つのは伊達じゃない。これらはCoDやBFでは決して味わえないだろう。
 


FPSプレイヤーは是非シージをプレイして欲しい

レインボーシックス シージ - PS4

レインボーシックス シージ - PS4

 シージはFPSにしては珍しく棲み分けが機能しているのも好印象だ。
 練習も兼ねたAI相手のテロハント、気軽に遊べるカジュアルマッチ、勝利を目指し競い合うランクマッチと、プレイヤーが求めるレベルに合わせた遊び方が用意されている。

 マルチプレイ専用ソフトにしては高い印象を持つかも知れないが、プレイヤー全員に無料配布される新MAPや新オペレータ等の追加DLCも含めた値段だと思えば妥当な所だろう。なにせCoDやBFの追加DLCだって全て合わせると5000円を越えるのだ。

 独自性を持つシージが長く遊べるFPSなのは間違いない。興味がある人は是非シージを手に取って欲しい。