人生はFPSゲーム。時々哲学。

ゲームの考察・感想・レビューなどを記事にしています。詳細はプロフィールへ。

プレイする映画

 ゲームを突き詰めると映画になる。それを目指した作品がある。


 PS3を持っていてやってなかったら損だ。勿体無い。そう思える作品を紹介したい。映画好きなら絶対に楽しめるし、ゲーム好きだって大満足だ。のめり込む事間違いない。

 両方好きなら、私みたいに誰かに紹介したくなる。ちなみに私は映画見た後に感想言い合いたいタイプだ。

 え?言わなくてもわかるって?

 だよね。


 敢えて最新作から紹介

The Last of Us(ラスト・オブ・アス)

 ウイルスに汚染された退廃した世界を、主人公と少女の二人だけで旅する物語だ。
 ゲーム中は二人しかいなくても、自分も一緒に旅している気分になれる。登場人物と一緒に、時に笑えて、時に驚き恐怖する。色々と感情が動かされる。

 感動ってこう言う事かって思った。そんな作品だ。

 ゾンビ要素もあるホラー作品だが、人間ドラマとしての質が素晴らしい。ゲームで「体験する」と言ってもいい。
 PS3において最高作品だ。徹底的に作り込まれた作品で、リアルな世界が広がっている。音響と人物描写がリアリティを感じさせてくれる。
 感染拡大初期がオープニングとなっており、そして時が流れて本編に・・・と言う王道の流れ。でもオープニングで買って良かったと思って貰える筈だ。


 オマケじゃないけれどマルチ対戦もある。ただ、今回の主旨から外れるので割愛。


 The Last of Usと同じ会社で、先輩に当たるシリーズとなるアンチャーテッド

 ベスト版が出ているので手にしやすくなっているのでオススメだ。トレジャーハンターの主人公のドタバタアクションが楽しめる。
 これはB級映画をプレイするゲームだ。こちらはキャラクターがとても魅力的でB級映画アクションを楽しめる。主人公は髪があるブルース・ウィリスと言った印象。タフでお茶目で魅力的に仕上がっている。
 主人公の周りを固める脇役のキャラクターも素晴らしく、随所に入る掛け合いが堪らない。
 シリーズものなので一作目からプレイして欲しいところだが、映画同様に途中からプレイしても問題ない。個人的には2のストーリーが一番好きかな。



 最後はコチラ

ヘビーレイン

 雨の日に起きる連続誘拐殺人事件。その事件に絡む人達が主人公だ。メインとなるのは新たな被害者の父親。息子が殺される前に息子の元に辿り着け!

 上質なミステリーをプレイするゲームだ。兄弟で一緒にプレイしたんだが、予想外の結末でエンディングで二人して「面白かった」と語り合った。プレイせず横で見ていても楽しい作品だったよ。
 マルチエンディングであり、最大の特徴はゲームオーバーが無いことだ。複数の主人公の視点から事件を見れる。そして、それぞれの主人公が死んでもストーリーが続くのだ。

 随所で捜査や判断がプレイヤーに委ねられ、その結果が反映されていく。時間の概念があるので瞬間的な反応を求められる事や、タイミングが重要な場面も出てくる。
 映画を見ていて誰しも感じる「自分だったらこうする」と言う想い。それを実際に経験できる。

 最善と思った行動の結果は時に無情だ。あなたは解決出来るかな?



 ホラーからアクションまで様々なジャンルを紹介したが、どれも素晴らしい作品で下手な映画よりよっぽど面白い。ゲームの印象が変わるだろう。

 画面で表現される「作品の空気」はPS3でも十分に味わえた。特にThe Last of UsPS3の限界に到達したと思う。

 このジャンルは表現の幅が広がるPS4に期待してしまう。


 ゲーム初心者にもオススメ出来る良作なので映画好きなら是非プレイして欲しい。