人生はFPSゲーム。時々哲学。

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[感想・評価]『ゴッド・オブ・ウォー』レビュー

父子で楽しめるピクサー映画の様なゲーム


 殺戮と復讐に生きたクレイトス。彼は北欧へ移住し血生臭い生活とはおさらば。

 若い頃と違い家族のために狩りに出る平凡な日々。持病持ちの息子は母親になついており会話も少ない。

 ある日、子育てを任せていた妻が亡くなった。突如として関わって来なかった息子と二人暮らし。戸惑いはあるが妻の遺言に従い二人は山頂を目指し冒険の旅にでる。

【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】


AAA作品らしく豪勢なゲーム

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 『ゴッド・オブ・ウォー』は美麗なグラフィックで北欧神話の世界を描くのは当然として、十分な広さのMAPを用意しオープンワールド感を演出している。

 アクションRPGとしてのシステムは人気の『ダークソウル3』に似せて、そこにシリーズ伝統の派手な演出のQETが加わり爽快だ。

 物語は『The Last of Us』や『アンチャーテッド』の様な二人旅の形をとり、父と子の交流を描く隙無しの布陣ときた。


 まるで聞いただけで美味しいと確信できるハムと卵、トマトとチーズといった様な組み合わせで溢れている。

 美味しいものを食べて「ウマイ!」しか言えない様に、プレイしていて「すげえ!!」「面白れえ!」「マジか!」と語彙力が下がりっぱなしだった。


クレイトスが弱いから面白い

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 もう序盤のクレイトスが弱い弱い。1撃が重く『ダークソウル』の如く体力が減る。その割に敵は固く数が多い。

 そこで戦斧『リヴァイアサン』を投げ付け凍らせて、残りの相手をパリィでいなしながら撃破していく。言うのは簡単だが、本作はFPS紛いの肩越しTPSなので死角も多くて大変だ。

 その序盤の苦労もありサブクエストで物資を集め、装備を強化した二人が無双ゲーの様に敵を蹴散らすのが楽しい。
 
 サブクエストをこなせば、加齢で弱さを感じさせたクレイトスは若さを取り戻すかの様な戦いを見せ、頼りなかったアトレウスは立派に戦士として育っていく。そこにRPGに重要な育てる楽しさがあった。

 クレイトスよりアトレウスの方が強化しやすくなっており、アトレウスの成長を感じやすいのも物語に説得力を出せていた。
 
 

全編ノーカットで深化する魅力

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 『ゴッド・オブ・ウォー』は面白さは、シームレスとワンカット撮影が仕上げていた。

 ロード画面や場面転換の問題は、プレイヤーが意図しないタイミングでゲームの世界から離される点にある。

 ボス戦が盛り上がって来た所で視点が変わり突然ムービーが挟まれる。ロード画面が入り区切りも良さそうだからプレイを中断する。

 これら小さな肩透かしの積み重ねにより、ゲームが持つ魅力、勢いは僅かながら欠けてしまう。これはゲームが避けられない宿命だと受け入れていた


 そこに『ゴッド・オブ・ウォー』が全編ノーカットを引っ提げ登場した。


 例えばドラゴンボールの様な激しい戦いが描かれる『謎の男』との死闘。ゲームパートとカットシーンがシームレスで描かれ圧倒された。

 加えてQTEがプレイ感覚を繋げているので、ゲームパートとカットシーンが入り乱れても違和感がない。

 さらにワンカット撮影の一貫性がある視界のお陰で、激しい戦いの流れを淀みなく読み取れ没入感が増している。自然とコントローラを握る手にも力が入ってしまう。


濃密なプレイ体験

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 私の周囲では『ゴッド・オブ・ウォー』をプレイすると快適で止め時に困るといった声があった。それは私も同様だった。 

 プレイヤーが望むだけ切れ目なく冒険は続いていき、そこにプレイヤーをゲームから遠ざけるロードや場面転換といった無粋な物は存在しない。

 『ゴッド・オブ・ウォー』のプレイは濃厚で心地よい疲労感がある。これが没入感なのかと実感させてくれるゲームだ。