人生はFPSゲーム。時々哲学。

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[評価・感想]Firewatch(ファイアウォッチ)レビュー

自然保護区が舞台のミステリー

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 アメリカ・ ワイオミング州の自然保護区が舞台。新しく森林火災監視員となったヘンリーは森で様々な出来事に遭遇する。
 

総論

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 森林火災監視員として森を歩く体験は上々。大自然を感じながら同僚と無線で会話するのは楽しい一時だった。

 物語は冒頭からガツンとやられ、その後も続け様に謎と疑惑に満ちたイベントが続き飽きさせない。

 実際に無線を操作している様に感じさせる会話パートが没入感を高め、プレイヤーの感情移入を手助けしてくれる。

 事件の幕引きはミステリーとしては少し物足りなくも感じるが、ヒューマンドラマとしては妥当な所。


リアリティある森の散策

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 ファイアウォッチの美しい森には孤独が与える不安感が棲んでいる。この感覚は『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』にもあった代物だ。
 
 青空の下で輝く深緑の中でもどこか寂しく、夕日で真っ赤に染まる樹木は美しくも不気味で、美しい月星に照らされる茂みに恐怖を覚える。

 その中を地図とコンパスを片手に歩く体験は新鮮だった。いちいち地図を取り出させる不便さが絶妙で、新任の森林火災監視員になった気分を味わえる。

 ただ方向音痴に少し辛い作業かもしれないとは付け加えておく。


隠れた主役である無線が秀逸

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 ファイアウォッチの肝は上司デリラとの無線を使ったやり取りだろう。

 無線を使う際の相手が話し出しを待つ独特な間と、会話選択における制限時間の関係が自然なのだ。これがプレイヤーに実際に無線を使用している感覚を与え、物語への没入感を高めてくれる。
 
 気付けば広大な森を独り歩く寂しさから、つい無線の電源を入れてしまっていた。 
 きっと貴方もむやみやたらと無線のスイッチをカチカチするに違いない。


気軽にプレイできるミステリー

 新任のヘンリーが担当区域に立ち登る煙の元を探す仕事から事件は始まる。見知らぬ人里離れた森に独り。頼りは無線のみ。事件の解決はヘンリーにかかっている。

 殊更に珍しい設定では無いが、プレイを通じて得る体験がヘンリーへの感情移入を助け、物語への没入感を高めている。  

 ファイアウォッチは3~4時間程で終わる短い作品だ。休日に日常を離れ、無線片手にワイオミング州の自然保護区で起きる事件の真相を追ってみてはどうだろう。