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MHWの探索が楽しくて止められない

MHWはMAP探索で時間が溶ける

 遂に発売となった『 モンスターハンター:ワールド』(以後MHW)は予想を裏切る楽しさだった。実はβテストをプレイした時点では多くを期待していなかった。

 確かに携帯ゲーム機という制約から解き放たれたMHWは実に精細で美しいかった。かつてイベントムービーで見たリオレウス本来の姿と戦え感涙ものだった。

 それでも予想の範疇に留まっており、βテストをプレイした感想としては一応買っておくかな程度の熱量だった。

 ところが製品版をプレイしてβでは感じられなかったMAP探索の楽しさに時間を忘れ夢中になった。


鍵はキャンプ中心の生活にあり

 当初はモンスター同士が縄張り争いする生態系とか邪魔なだけで不要なんじゃないかと考えていた。実際βテストでも必要性を感じなかった。


 それも仕方のない話だ。討伐に関しては不要といっても差し支えない。モンスターが残した痕跡を辿るのも面倒なだけだった。


 ところが製品版を遊んでみると様相が違う。クエストの合間にいく従来でいう採集ツアーの楽しさが段違いなのだ。


 クエストという縛りから解き放たれた時、にわかに生態系が輝きだしたのである。
 

ハンターライフを堪能できる

 キャンプで実に旨そうな食事を食べ出掛ければ、そこには小動物が駆け回り巨大なモンスターが闊歩する大自然が広がっている。


 今回の目的はハチミツとマカライト鉱石だ。おっと導蟲が反応したのは『アンジャナフ』の足跡だ。ちょっと相手をするのは面倒だし回避だな。


 おや。今度は『プケプケ』の痕跡がある。丁度素材が欲しかったし討伐するか。痕跡はこっちに進んでいるな。後を追おう。


 お!『ヨリミチウサギ』じゃないか!ペットにしたいし捕獲しよう。しまった!近くで『ドスジャグラス』と『アンジャナフ』が縄張り争いをしている!急いで隠れなければ!


 こんな調子でハンター活動に勤しんでいると1時間くらいあっという間に過ぎてしまう。なにせ現地で武器強化に必要な素材は分かるし、必要なら新たなクエストも受注出来るのだ。


 拠点に縛られず好きに狩り、好きに散策する。これがハンターライフの醍醐味である。


MHWはプレイする生態ムービーだった

 美しい大自然の中でモンスターの痕跡を辿り狩る楽しさ。複雑なMAPを素材を求め散策する楽しさ。これ程までに導蟲と生態系が探索とマッチするとはβの時には想像していなかった。

 しかしプレイしていて気が付いた。これは大好きだった生態ムービーで夢見たモンハンの世界なんだと。




 


 そりゃあ。楽しくないわけが無かった。