人生はFPSゲーム。時々哲学。

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CoD:WW2が描く戦場は渋い

CoD:WW2ベータのプレイ感想

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 遂に『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォーII)』のマルチプレイβテストが解禁となりました。

 FPS初心者を意識したCoDブランドらしい安定した出来映えでした。第二次世界大戦の雰囲気は上々で銃声も心地良かったです。

 BF1にも言えるが良く言えば渋い、悪く言えば地味であり好みは分かれでしょう。遊んでるうちに地味さは感じなくなったので長く遊ばれるにはこれ位が丁度良い気もします。
 

基盤はいつものCoD

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 第二次世界大戦の空気を強く放ちながら、プレイすると良くも悪くも慣れ親しんだCoDでした。私のプレイ印象としてはMWRをベースにカスタム要素をBO2に似せてきた感覚です。

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特にプレイ開始時の流れは雰囲気が素晴らしくワクワクしました。

 近年のCoDと比べるとカスタムは師団に特徴を持たせる形で簡略化しシンプルになりました。カスタムの幅が狭く物足りない感じもしますが、使用頻度が少ないパークもありましたし初心者には煩雑でしたから妥当な落としどころでしょう。


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師団ごとに固有のパークが与えられ差別化されています。


 プレイ当初はややスピード感と迫力に欠けますが、銃声は心地よくキルストリークの嵐となると阿鼻叫喚の戦場へと早変わり。2時間もプレイすればCoDファンならWW2の世界に馴染むこと間違いなしです。



注目の『War』が面白い

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 お祭りゲーとしての側面を持っていたCoDが帰ってきた。それが『War』と名付けられたルールです。『War』では防衛拠点を巡る争奪戦→橋の建築と妨害メインの狙撃戦→弾薬庫への爆弾設置と妨害→戦車を目的地へ運ぶ随伴戦とバラエティに富んだ戦闘が続きます。この様に多彩な目標を巡って繰り広げられる戦闘を楽しめるルールであり、CoD初心者の救世主となり得るルールだと思います。
 

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爆破でルートを構築するなどアクセント程度の戦略要素もある。


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戦車に乗り込み味方を援護すると気分が高まる。



 BF1も戦争感を楽しめるルール『オペレーション』が素晴らしかったです。しかし『オペレーション』は幾つかの問題を抱えていました。


 まず全体的に長丁場となるBFシリーズの中でも群を抜いて長いルールであり気軽に遊べない。

 二つ目は攻撃サイドにチケット制限があり死にやすい初心者に必ずしも優しくない。

 最後はプレイ人数が多いのでプレイ人口が必要で過疎化に弱い。


 その点『War』なら気軽に出来る上にデス数を気にせずプレイが出来ます。武器を育てるなら『War』をプレイするのが一番気楽でかつ楽しいです。

 特に『橋』の争奪戦ではスナイパーライフルを思う存分使えるのが嬉しいですね。初心者は『War』から遊ぶのがおすすめです。

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橋を巡る攻防戦は地味ながら一体感が有って楽しい。




初心者こそ遊んで欲しい作品

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 私自身としてはOWやR6Sといった作品の方が面白いと感じます。しかしeスポーツ寄りの作品な上に発売から1年を過ぎ円熟期を迎えています。

 そのため初心者が気軽に楽しむのは難しい空気が漂っているのは確かです。そんな中で気軽に遊びたいと言う欲求を満たす場としてCoD:WW2は優秀な作品となりそうです。