覚えておきたいポイントを紹介
ウィッチャー3のミニゲームで遊んでいたので基本的な流れは知っていました。ところが、いざ遊んで見ると幾つか細かい変更もあり戸惑いも感じました。
そこで反省も兼ねて序盤に覚えておきたいことをまとめようと思います。随時更新予定!
ラウンド制が特徴のグウェント
ラウンド制を採用しているグウェントは手札管理が大事です。と言うのもパス以外では必ず1枚カードを出す必要があるからです。
プレイしていると総合戦力に気を取られがちですが、相手に手札を使わせることも重要です。
ラウンドが終了してしまえば積み上げた戦力も全て過去のもの。残った手札で遣り繰りしなければなりません。
それゆえパスのタイミングが勝敗を決めると言っても過言じゃありません。この見極めが難しく楽しいです。
相手が血気盛んに戦力を高めて来たら相手をせずにパスで仕切り直す。相手の戦力を上回ったら敢えてパスして、相手に勝利と手札温存の選択を迫るのも良いでしょう。
例え1ラウンド取られても最終的に勝てば良いのです。ラウンド勝利の取捨選択がグウェントにおける駆け引きの醍醐味です。
デッキは最小枚数で組むのがコツ
グウェントは最初に10枚配布、第2ラウンドで2枚配布、第3ラウンドで1枚配布の計13枚のカードが引けます。
加えてマリガン(交換)が第1ラウンドで3回、第2ラウンドと第3ラウンドは各々1回の計5回行えます。
合わせて最大18枚のカードを目にする機会が有るわけです。もしデッキが最小枚数25枚ならデッキ中にあるカードの72%が手札に訪れます。これなら狙った戦略も実現しやすいでしょう。
デッキからカードを引く通称『圧縮』を利用すればデッキのカードを全て使いきることも出来ます。
デッキを組むときは「あったら便利」とか「これも欲しい」と言うカードを省く方がデッキの強味を活かせるのです。
マリガンのブラックリスト化
グウェントの手札交換には一つ特徴があります。それがブラックリスト化と呼ばれるシステムです。これはマリガンされたカードを再度引かない様にするシステムです。
例えば試合開始時に『氷霜』×3枚を入れているモンスターデッキにて、『氷霜』をデッキに戻し『ワイルドハントの猟犬』を引きたいとします。
もちろん皆さん『氷霜』を一番最初にマリガンするでしょう。その際に『氷霜』はブラックリスト化されるので、『氷霜』→『氷霜』という交換は起きません。
加えて2回目、3回目のマリガンを行ってもブラックリスト化されるので、デッキに3枚入っている『氷霜』を引くことは無いのです。その分だけ目当ての『ワイルドハントの猟犬』を引ける可能性が高まります。
ここで最初に『氷霜』以外のカードをマリガンした場合は、デッキにある2枚の『氷霜』を引く可能性が残り目当てのカードを手にする確率が下がります。
グウェントではブラックリスト化を利用して、初期手札のコントロールが出来るのです。
勢力のイメージ紹介
最初は勢力の特徴を活かした尖ったデッキに出会うことは少ないです。
樽の気紛れでデッキが決まると言っても過言じゃない時期なので、レベル10までは得たカードに合わせたプレイを楽しみましょう。
カードとの出会いがデッキを決めるのもカードゲームの醍醐味ですからね。
そのうちに勢力を絞ることになるカードと出会いが訪れます。その時のために簡単な勢力のイメージを紹介しようと思います。
ニルフガード
原作では諜報と策略で強力な北方諸国を崩していったニルフガード帝国。グウェントでも原作に合わせた独特な戦法を得意とします。
デッキ圧縮と共に自陣の強化と敵陣の攻撃が出来る密偵、相手の手札を確認し干渉できる公開が特徴的です。
他にも錬金術カードを中心としたデッキや、大国らしく兵士を沢山並べるデッキ等が用意されています。
キーカードとなるカードが軒並みゴールドになっており、初期では真価を発揮しにくい勢力です。
モンスター
モンスターらしく自然を感じさせるテーマが多い勢力です。環境を利用したり食べて強化したりと独特な戦法が魅力です。
災禍を利用した戦法が豊富で氷霜、霧、月明かりを中心としたタイプがあります。
また補食・繁殖をテーマとしたデッキが独特で、自ユニットや敵ユニットを食べることで強化・繁殖します。
キーカードの多くがブロンズユニットなので補強しやすい勢力です。特に氷霜のカードは初期から揃っていますので戦いやすいです。
スケリッジ
荒々しいヴァイキングを彷彿とさせる勢力。見た目の様に火力に優れた脳筋デッキと思いきや、アビリティの発動に墓地やダメージを考慮する面白い勢力です。
墓地からの復活が豊富な勢力な上にベースアップのアビリティが多く、後半ほど墓地が潤い強力になっていきます。
デッキパワーを前半で吐き出してしまうタイプとは相性が良いです。
北方諸国
政治と謀略が得意のニルフガードと違い、王と騎士と軍隊という中世の騎士物語を彷彿させる勢力です。
敵を纏めて攻撃できる兵器、攻防一体アーマーを駆使する騎士、大勢で隊列を組み戦う兵士と分かれています。
また原作で戦地となった関係か、呪縛と呼ばれる亡霊をテーマとしたユニットも多いです。
役割分担が明確でブロンズユニット同士の相乗効果が特に重要な勢力です。
ゴールドが重要になるニルフガードとは違う意味で、カードが揃うまで本領を発揮しにくいです。
スコイア=テル
魔法やゲリラ戦を得意とするエルフと鋳造が得意なドワーフをテーマとした勢力。
相手にカードが見えない伏兵で撹乱し、水面下で手札を強化するエルフ。高い戦力値の軍団でごり押すドワーフを特徴とします。
他の勢力と比べるとゴールド依存度が低くシルバーの方が重要です。特にドワーフは基礎戦力が高めで初心者にも使いやすいです。
覚えておきたいアビリティ・用語など
勢力によって特徴付けされてる関係で知識が偏りがちなゲームです。そこで強いなと思ったものや、紛らわし用語などを紹介しようと思います。
災禍関連
ウィッチャー3の頃から猛威を奮っている代物。敵陣の列に気候効果を与えるカードで、種類によって最強カードや最弱カードにダメージを与えたりと効果も様々。
継続的に効果が続くので長期戦だと自陣がボロボロにされてしまいます。
対策となるカードの代表としては『日の出』があります。このカードは気候効果を解除する効果とブロンズのカードをデッキから呼ぶ効果を選べます。
初期は手持ちカードも少ないので圧縮も兼ねてデッキに入れておきましょう。
継戦(配置効果・アドレナリン)
基本としてラウンドを跨ぐとフィールドはリセットされます。ところが継戦を得たカードは次のラウンドまでフィールドに残ります。
継戦を得たカードはベース戦力以下の戦力でフィールドに残ります。ラウンド勝利すれば次のラウンドで有利になりますし、仮に負けても手札差を付けられるのを避けられます。
巧くラウンドを負けるのに優秀な効果です。初心者にモンスターやドワーフをオススメする理由の一つが、配置効果で継戦を持つユニットがいるためです。
ブーストとベースアップ
数値の上では似たような効果ですが本質は異なるので注意が必要です。ブースト(緑の数字)は一時的な効果で墓地や初期化で戻ります。
対するベースアップ(白の数字)は墓地や初期化でも数値変化は維持されます。もちろん継戦で次のラウンドに移ってもそのままです。
特に墓地を利用する機会が多いスケリッジ等では両者の違いを理解しておかないと痛い目をみます。
シールドとアーマー
グウェントでは相手のカードを攻撃するアビリティが多いです。その対策となるのがシールドとアーマーです。
シールドはカードの上に黄色いバリアが掛かり、アーマーは左下に数字が入った盾が表示されます。シールドは攻撃を一回だけ無効化し、アーマーは数値分の攻撃を肩代わりしてくれます。
例えば初期から持っている『トリス・メリゴールド』はアビリティで敵カード1枚に5ダメージ与えられます。
もし指定のカードがシールド持ちなら無効化さてノーダメージに、アーマー2持ちなら3だけダメージを与えられます。
一見シールドの方が優秀に思えますが、ブロンズカードだと与えられるダメージが1や2な事も多くアーマーも侮れません。
注、現在はシステム変更で一時的にクエンが無くなっています。一応再実装される予定と聞いたので残してあります。
生成と入手
ややこしいのがこの2種。どちらも元カードから別のカードが出てくる効果です。
これらはデッキの中からカードを得る『デッキからプレイ』とは異なり、デッキ外のカードをプレイします。
生成は読んでそのまま新しくカードを作ります。生成されるのは決まったカードであり任意のカードを選べます。
対する入手は特定のカテゴリープールの中からランダムで選出されます。生成と異なり必ずしも欲しいカードが出てくるとは限らないのです。
樽から出たカードを選ぶ際には両者の違いに注意しましょう。
まず初めにやること
いきなり対戦して報酬を得るのも良いのですが、まずはチャレンジをクリアしましょう。
チャレンジ相手となるAIの手札順は固定なので、回数を重ねれば初期のデッキでも案外勝てます。
チャレンジでは基本的な戦略を教えてくれるので、各勢力の一番最初にあるチャレンジをクリアするとデッキ選びの参考になるでしょう。
オススメは勢力『モンスター』の災禍『氷霜』を中心としたデッキです。災禍に関連した能力のお陰で、圧縮せずに十分な戦力が得られます。
特にチャレンジや初心者は災禍に対する対策が甘いので初期では猛威を奮います。
オススメ参考サイト
国内サイトで最も活発な意見交換がなされています。流行りのデッキやカード効果の検証など有益な情報の宝庫です。
カード効果の確認に便利です。デッキ利用例もあり参考になります。
デッキビルダーや樽シミュレーター等の面白い機能が揃っており、日々お世話になっています。