宇宙へ飛び出したCoD:IW
数々の戦争を描いてきたシリーズは遂に宇宙へと舞台を移した。CoD:IWは挑戦的なキャンペーンと堅実なマルチプレイを提供してくれた。
マンネリだ。バランスが悪い。そう言い続けたプレイヤー達への回答として適切な形の作品だろう。マンネリの大元MWRも付けたからね。
競技性のあるFPSならR6Sがあるし、雰囲気重視のお祭りFPSをやりたいならBF1がある。CoDはこれで良いのだ。
ライバル達に挑んだキャンペーン
CoD:IWのキャンペーンはスターウォーズやガンダムを彷彿させる世界観を元に、しっかりと戦争を描いた良作だった。
非難の声もあったが、これだけ美しい宇宙を見せられる作品はそう多くない。CoDだから出来たと思わせてくれる。
特に第2の主人公である戦闘機ジャッカルで美しい太陽系を飛び回るのは楽しい体験だった。少なくともキャンペーンにおいてはマンネリ打破は成功しただろう。
全員に配信となったジャッカルアサルトVRの出来も短いながらも素晴らしかった。正に「未来」を感じるコンテンツだ。VRに慣れた自分でも驚いた。
戦争の悲惨さを描いたキャンペーンのボリュームは多く難易度は高め。それでも素早いリスタートで快適にプレイできる。
堅実なマルチプレイ
マルチプレイの感想はβと変わらない。尖った部分を削り安定感あるプレイを提供している。ピョンピョンゲーの集大成だ。
k456.hatenablog.com
自分はBO3よりIWの方が好きだ。好みの問題ではあるけれど、BO3は途中から子供っぽさを感じ遠ざかってしまった。
その点ではキャンペーンの流れを汲み硬派な雰囲気であるIWは良い。キャンペーンを楽しんだ人は世界観に対する印象も良くなっているだろうし、SFが舞台でも受け入れられると思う。
余談になるが世界観に癖はあるがゾンビの難易度が下がってくれたのも嬉しい。BO3のゾンビは難易度が上がり辛かった。そのためか珍しくBO3のゾンビは殆どプレイしていない。
オマケ?本編?MWR
リマスターなので語ることは多くないのだが、キャンペーンはリメイクに近い映像で素晴らしかった。往年の名作が美しく甦るのは嬉しい。
記憶に残る数々のシーン。当時は衝撃だった。
そして皆が気になるであろうマルチプレイ。相変わらず面白い。壁抜きできるCoDが帰ってきて嬉しい限りである。壁が抜けないFPSなんてやってられるか!そんな気分にすらなる。
ちなみに基本は以前と同じだが僅かながら仕様変更が入っている。
ドミネーションのラウンド制などは悪くないと思うが、足音が小さくなるなどの仕様変更のお陰で完全再現とはならなかった。
また映像が綺麗になり若干だが遠方の視認性が悪くなった。映像も少し白っぽい気がする。(ディスプレイをR6S用にカスタムしてるのが原因かも)
これら不満点はワガママなのかも知れない。良い点より悪い点が目に付くのはよくある話。なんだかんだ、また楽しくプレイしている。
新旧交互に遊ぶのが一番楽しい
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新しいFPSを求めるならレインボーシックス シージがある。大人しくシージを遊ぶんだ。
○○が強すぎる。テクニックで差が付く。と言われ弱体化やパークとして補正され続けたCoD。実際の所、マンネリ対策として原点となるMWRを付けたのは正解だった。新鮮さを覚えるプレイヤーも少なくないだろう。
新旧のCoDに流れる共通点と変化した点を味わえるセット。CoDの歴史を感じる作品となった。