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キングストンのヘッドセット HyperX Cloud レビュー

ゲーミングヘッドセットHyperX Cloudの感想・評価

 PS4でボイスチャット用に使ってた安いヘッドセットが壊れたので、PSVRでの使用も視野にいれ新しいステレオヘッドセットを購入することにしました

 どうせ買うならシージ(R6S)を始めとしたFPSにも使える物をと思い色々と探して、キングストン製ゲーミングヘッドセットHyperX Cloudに決定。

キングストン Kingston ゲーミング ヘッドセット HyperX Cloud KHX-H3CLW ホワイト HiFi対応 2年保証付き

キングストン Kingston ゲーミング ヘッドセット HyperX Cloud KHX-H3CLW ホワイト HiFi対応 2年保証付き

50時間ほど使用したので感想・評価を記します。

総論

 手頃な値段ながら全体的に高い品質を保っている。ゲーミングヘッドセットと名乗るだけあり、PS4でFPSに特化して使用するなら純正ヘッドセットよりおすすめ。
 欠点はステレオでの使用になる点と、有線接続なので若干コードが邪魔になる点。何より映画鑑賞などには向かないことか。


決め手はHiFi対応

 レインボーシックス シージ(R6S)をプレイしている自分としてはHiFiに対応しているのが大きかった。

Hi-Fi(ハイファイ)とは、字義的には、High Fidelity(高忠実度、高再現性)の略語であり、音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」という意味を持つ。

Hi-Fi - Wikipedia

 オーディオメーカーさん等は「現音再生」と表現してた。つまり、ゲームの音をそのまま聴ける規格というわけだ。


 R6Sは屋内戦に特化しているだけあって音の表現が多彩だ。反響音の他にも階上か階下で音質が変わる等の特殊な音響効果が特徴。プレイする上できちんと音の表現が反映されることが重要になってきます。

 R6Sの開発がキングストンのヘッドセット使っていたと聞き、音が重要なR6Sの事も考えたらコレだな!と即決しました。言われてみればR6Sの音響設定にHiFiあったね。


使用感

 思った以上に装着感が良くビックリしました。イヤーパッドが大きめなので、側圧が弱いのにきっちり固定されます。

 今までは側圧が強かったり、イヤーパッドが小さくて長時間使うと耳が痛くなることも有りました。しかし、HyperX Cloudならそんなことがなく、長時間使っても負担を感じないです。

 特に純正ヘッドセットは側圧が強めで使い始めの頃は痛い事もあったので、この点ではHyperX Cloud が圧倒的に勝る結果に。つけ心地が良いんです。


機能・付属品

 ソニー純正ヘッドセットの様な多機能こそありませんが、着脱可能なフレキシブルマイクや音量の変更とマイクのミュートが可能なリモコンが付いており最低限の機能は備えてます。

 ステレオヘッドセットなのでPS4で使う分には、付属の変換コードを繋いでコントローラーの端子に差し込むだけ。とっても手軽。
 変換コードの他にも延長コードが付属されます。PS4で使う分には他にアイテムを買い足す必要も無いです。(PS3だとUSB変換が必要)

 特に嬉しいのが消耗品であるイヤーパッドの替え(スポンジ製)が付いてくる点。使い続けてボロボロになっても安心です。あとオマケで保管用のポーチが付いてきます。


マイク

 マイクはボイスチャットを使わない場合は取り外しが可能な外付けタイプ。 
 フレキシブルであり位置調節が楽。さらに風避けのマイクスポンジが付属しているので、息遣いがマイクに入り難いのも嬉しい点。

 純正品の内蔵マイクは感度は良いけれど声が篭りがちだった。それに比べるとある程度指向性もあり音声がクリアになったとフレンドの評価。

 敢えて欠点を挙げるとスポンジで隠れているのでマイクの向きが分かりにくい位か。


 

音質

 HiFi対応ということでFPS用に限らずゲーム用としては十分な品質。やや乾いた様な味気なさはありますが、音の境界がクリアでプレイしていて聞き取りやすい。

 定位に関してはステレオなので左右以外の詳細な方向の判別は難しいです。しかし、音の距離感に関しては上々でした。
 定位というと方向をイメージしがちですが、音源が自分から近い・遠いか分かるのも重要な要素。

 ゲーム中の音がきっちり聞こえ距離が分かる。プロゲーマー向けのゲーミングヘッドセットを謳うだけの事はあります。


ゲームごとの使用雑感

 参考までに幾つかのゲームで使用した感想を簡単に列挙します。

R6S

 音の遠近感に優れるのでMAP構造が頭に入っていれば敵の位置を掴みやすい。ただ当然ながらステレオなので前後の判別は辛い。
 最大の利点は環境音が気にならなくなった事。
 

CoD:BO3

 プレイルールはサーチ&デストロイ・ドミネーション。思った以上に足音は聞きやすい。ただ、音回りをパークで補正するゲームなので、パーク無しだと自分や味方の足音が聞こえすぎてうるさい程。
 全体的に銃声や足音が強調された印象を受けた。
 

BF4

 プレイルールはコンクエスト。ヘッドセットを変えて最も恩恵を感じたゲーム。爆発やら砲撃やらで騒がしい本作。聞こえるのと聞きやすいは別だと実感。
 HyperX Cloud は迫力は劣るけど、音がクリアで全体的に聞き分けがしやすい。色々な音が混ざっても音の境がくっきりしている感覚があった。


オーバーウォッチ

 敵の足音が大きく聞こえる仕様なので、ヘッドセットを変えたらか足音が聞きやすい!とか特にないです。メリットはキャラの台詞が聞きやすい位だろうか。
 オーバーウォッチはヘッドホンの差が出にくいのが良いところ。激戦の最中でもキャラの台詞が聞きやすくなるくらいか。遊びやすさの面でも良くできてるゲームです。
 

最後に

 HyperX Cloud シリーズは少しずつ性能を変え、幅広い価格で商品を出している。
 どれも価格の割りに品質は高そうなので、お財布と相談して選ぶのも良いと思う。

 本品の購入直後に廉価版が出た。ヘッドセットの入門として人気の価格帯であり、今後はおすすめの品のひとつになりそう。


 ヴァーチャルサラウンド機能を持つが、今回はステレオヘッドセットが欲しかったので旧バージョンを選択。一部機能制限はあるがPS4でもサラウンドで楽しめる模様。


 これだけシリーズ化されていると上位機種に移るときにも安心感がある。本格ゲーミングヘッドセットに興味がある人はHyperX Cloudシリーズを検討してみてはどうだろう。

 それでは、良いゲーム生活を!