人生はFPSゲーム。時々哲学。

ゲームの考察・感想・レビューなどを記事にしています。詳細はプロフィールへ。

超能力(四次元)をテーマにした漫画「4D(フォーディー)」が面白い

 現在週刊モーニングで連載中の漫画、4D(フォーディー)が面白くて毎週楽しみにしている。
 四次元に関して分かりやすく説明しており、Bloodborne(ブラッドボーン)の記事で四苦八苦した自分には目から鱗だった。


f:id:K456:20150919053107p:plain
引用: http://www..com/4D/原作 橘尚毅 漫画 汐里 stage 1 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ

世界は気づき始めた…我々の目の前に広がる『第四の世界』に——。『妄想少女』の汐里と新鋭がタッグを組んで挑む、《異次元》サイエンティフィック・ファンタジー!

漫画4D(フォーディー)が表現する四次元の世界

 超能力と言う在り来たりなテーマを使った本作だけど、解説により特徴を出せていて面白い。絵も綺麗。そんな訳で、その魅力を語ろうと思う。


魅力その1。王道のパターン!

 空気読めない天才の主人公と、強大な力を秘めた女子高生と言う王道のパターン。
 四次元と言うややこしい設定があるので、人間関係は単純にしたのだろう。とっても分かりやすい。

 もうね。鈍感な主人公である宮田秀行にヒロインの御崎沙也がやきもきする未来が見える!


魅力その2。説明が分かりやすい!

 超能力を四次元を通して介入する力としている本作。第1話では主に「透視」が中心になっているが、話が進むに連れ「テレポート」等も登場する。全体的に丁寧に四次元を説明するので分かりやすい。

 この作品では超能力と言ってもそれほど便利な物ではなく、四次元の世界特有の欠点が表現されている。実に危ない橋を渡っているのだ。

 そこで天才数学者であるが、ただの人間である宮田秀行が「理屈が分かれば超能力も、ただの能力だ。」と一喝するシーンも。
 


魅力その3。科学と宗教の対立!

 物語は四次元と言う新世界を巡って科学、宗教が対立する様相を見せている。様々な勢力が新大陸の覇権を狙っているのだ。

 自分がプレイしたPS4ソフト、Bloodborne(ブラッドボーン)やEverybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-も神と四次元(魂)の関係を描いている節がある。

 やはり意識(哲学)と物理学の親和性は非常に良いらしい。4D(フォーディー)もここに切り込むようだ。どう描くか楽しみである。


魅力その4。御崎沙也が可愛い!

 神託を授ける巫女の様に、特別な力を持つ美しい女性を崇める習性が人には有るのだろう。
 強気で強大な力を秘めながらも、どこか儚げで弱々しさがある御崎沙也は正に王道のヒロイン!
 時に美しく描かれ、時に恐ろしく描かれる彼女の魅力が何処まで引き出せるか?これに注目だ。

 主人公?もう、十分キャラが立ってるからこのままでいいよ。
 

最期に

 ちょっぴり、それ大丈夫なの?と思うシーンも有るけれど、そこはご愛敬。不安なのは超能力の描写や説明に限界が来て陳腐化しそうな点か。お二人には頑張って欲しい!応援してます!


こちらで第1話が読めちゃう!興味がある人は是非。
www.moae.jp

4D(1) (モーニングコミックス)

4D(1) (モーニングコミックス)