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初心者向けモッシュピット講座~ドミネーション編~

ある時、こんな事を言ったプレイヤーがいた。


 「開幕3キルでボミングラン出してる奴がいる。チートだ!」


 これって一定レベルのプレイヤーなら狙ってる流れ。むしろ開幕だからこそ出せる。それを彼は知らなかった様だ。
 知識と経験が不足しているのが一発で分かる発言。これじゃあ勝てるわけがない。



☆ルール

・2ラウンド制で延長戦無し。200ポイント確保か試合終了時にポイントが高いチームの勝利。同ポイントで引き分け。


・MAP上に三点の旗が存在し、各々の旗を確保することで5秒ごとに一旗に付き1ポイントが入る。

☆特徴

 スコア獲得方法が多いので素早くスコアを稼ぐ必要が出てくる。初心者は先ずはスコアストリーク(キルストリーク)を出せる方法から考えよう。基本としては2点維持が無難。MAPによってはリスキルされる不利旗も有るので無闇にAとCの旗は取らない方が良い。(不利旗の確保は戦況と併せた判断が必要。誰かに続いて入ろう。)





1)一人で旗に突撃するな。

 初心者は、まず旗周辺での攻防はスコアが高い事を知ろう。目標に関与した人には沢山の報酬(スコア)が貰える。これがスコアストリークの基本で全ルールに共通した特徴だ。



 ドミネーションで獲得スコアを上げるには

・旗の確保(防衛)しながら敵を倒す。

・旗を確保(防衛)している敵を倒す。

 これだけ。


 つまり旗周辺で戦って獲得スコアを高める事が大事だ。しかし、それは同時に敵にスコアを与えるリスクも含んでる。無闇に旗に突っ込まない様にしたい。


 
 旗周辺はスコア獲得の為に多くの敵が目を光らせている。多いときは3人位が守っている危険地帯だ。そんな中で一人で挑んで勝てるかと言うと難しい。上手い人だって3人倒せばリロードしなきゃならない。4人目が来たらアウトだ。ここで無理しても敵にスコアストリークを出されるだけで死に損だ。


 
 もし、キルカメラ(キルカメ)を見て敵が複数居た時の定石は次の三つだ。

①味方と同時に攻める。
②裏に回り敵の増援を断つ。
③爆発物やスタンで嫌がらせ。


 特に③は初心者でも一定の効果が得られるのでオススメだ。キルカメ見ない?それじゃあ勝てなくて当然だ。


 

2)ボミングランを獲得する。

 反撃の一手となるスコアストリーク。これを獲得できないと勝ち目は薄い。冒頭に記した彼の様な状態では勝てるものも勝てない。「ボミングランが獲得できるプレイヤーの数」これが勝敗を分ける。

 ドミネーションは試合開始直後で概ね戦力差が解る。その指標がボミングランの獲得だ。試合開始で旗を確保(+200)。その後にB旗に突入し敵を一人排除(+150)。そのままB旗を確保出来れば(+200)。計550だ。ハードラインが付いていれば、後はUAVのアシストだけでもボミングランが獲得出来る。開幕ボミングランが出る事なんて日常茶飯事なわけだ。


 ボミングランは旗の確保・防衛と敵の増援を断つことを同時に出来る優秀なスコアストリークだ。前に出る。旗を確保する。その他諸々の行動はなるべく「味方のボミングランと同時に行う。」これを心掛けたい。逆に敵のボミングランが出たら素直に待避しよう。



3)旗は取ったら維持する。

 実は旗を確保する事はそんなに難しくない。チーム全体の勢いが乗れば、試合のキルレが低いチームが勝つ場合もある。それがチーム全体で旗に突撃し物量で押し切る戦法だ。
 スコアストリークが出ようとお構い無し。真っ向から押し切り敵に旗を維持させない。初心者でも簡単に実践出来る相討ち上等の特攻プレイである。

 
 この戦法の弱点は旗の維持が出来るだけの安定した物量が必要になる点だ。



 ドミネーションで一番厄介なのが取って取り返される事である。特攻プレイ最大のリスクは試合のキルレが低いと何処かで必ず敵スコアストリーク獲得の切っ掛けになってしまう点だ。
 そしてスコアストリークを出されると旗を維持する物量の確保が難しくなってしまう。一定レベルの敵はそのチャンスを逃さない。あっという間にスコアストリークの嵐に繋がり、結果として負けてキルレも下がり散々だ。競っていたのに後半で差が開くパターンの多くはこれだ。


 そんな時は無理して確保に行くより旗一つを死守する方が良い事も有る。運が良ければ相手が調子に乗って反撃のチャンスをくれる。特に取れば取るほど敵のスコアストリークが出される最悪のパターンは絶対に避けたい。



☆最後に…

 
 他のルールでも言えるが自分の得意なプレイを伸ばすのが一番だ。キル稼ぎでスコアストリーク出すのも、突撃して旗を確保するのも良い。無理して結果出せない事に挑戦するより得意な部分を伸ばそう。
 
 キル稼ぎだろうと突撃好きだろうが勝てば善し。負ければ非難される。勝負なんてそんなものだ。
 


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