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兵法に学ぶ~孫子2:バカの強さ~

 孫子の兵法は全部で13編ある。今回紹介するのは第2編の作戦からこちら。

「兵は拙速を聞く」

 拙くても速い行動は熟考しゆっくり行動するより優れている。と孫子は言っています。
 人間の気力や意思は長続きしません。色々考えて動かないよりもやってみなきゃ分かんない!思い立ったその時の勢いが大事だってこと。
 好きな人を誘うときだって1週間以上先の予定組んだらドタキャンの可能性が高まる!約束した時はその気だった。でも気が変わった。これは仕方無いです人間は移ろい変わるものだから。


 当然ですが戦争なんて普通はやりたくない。死にたくないしキツいの嫌だし。特に一般兵なんてあんまり戦争行って良いこと無い。おっしゃやるぞ!って気合い入れてもどんどん頭の天辺から気合いは抜けてく。
 寝る前に夜空を眺めて「俺、なにやってんだろう」こう思ったらもうオシマイ。戦うより戦ってるフリをする兵士の出来上がり。孫子は人間は管理できないと知っていた。だからサッと勢いで動かし短期決戦・一点集中しか無いって考えたんですね。
 現代だって管理職が考えた素晴らしい企画もやるのは平社員。そして手柄は管理職。時間が経つほどやる気が無くなって愚痴が増える。



 個人レベルだとバカと天才は紙一重ってこれだと思う。変に先読みして動けなくなる人よりサッと行動する人が成功する事は多々ある。失敗を恐れて動けない凡人より失敗を恐れないバカの方が可能性に溢れてる。頑張って考えてリスク排除したって排除しきれない。何処かで「なんとかなるさ」の精神で動き出さなきゃ。
 1歩踏み出す勇気を貰うためバカの気持ちになってみた。そしたら「失敗しても死なないし」って言う一つの答えが出てきた。死ぬより最悪な事って無いよね。自己暗示。自己暗示。



天才バカボン幸福論。夜のつぎは朝なのだ。

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バカの壁 (新潮新書)

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