人生はFPSゲーム。時々哲学。

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ガチ勢とエンジョイ勢そして普通の人達

 最近は勝ちを追求する人と楽しみ方を追求する人とでいがみ合っている様だ。普通の人達からすれば両方迷惑極まりない。

 
  プレイヤーは上級者・中級者・下級者そして初心者に分けられる。初心者と下級者は違うが費やされた時間・労力が少ないと言う点では似ている。

  FPSに限らないが、下級者はどちらかと言うと無知または熱意が低い人だ。

 まず説明書は読まない。事前に情報収集はしない。当然だが考察なんぞするわけもない。
 なので実際にプレイして覚える訳だが「今日の晩ごはん何食べようか」なんて考えながらやってる訳だ。


 ここで注意が必要なのは無知や熱意の低さが悪い訳ではない。これらは相対的な物だ。むしろ考察ブログなんてやっている方が変わり者だ。


 上級者になるにはプレイ以外にどれだけゲームに時間を費やせるかだ。間違いなく上級者は生活の中心に近い位置にゲームがある。費やす労力が根本的に違う。

 ガチ勢やエンジョイ勢は上級者だ。ここでの上級者は強さと言うよりこだわってプレイする事を示す。
 普通の人達は勝ちにも楽しさにもこだわり過ぎない。

 幾つか例を挙げてみる。

 映画なら、映画を見て楽しかった・面白かったで終わる人。俳優の演技や脚本・演出にも注目する人。時代背景さらに政治や宗教観にも注目する人。


 コーヒーなら缶コーヒーでいい人。スタバやカフェで飲むのが好きな人。自宅でその日の豆や焙煎からこだわる人。飲めればいい人から味・香りに拘る人まで様々だ。

  
 どれも正しい楽しみ方だ。楽しみ方が違うだけである。そして同時に、こだわりは他人からみたら馬鹿馬鹿しくて労力に見合わないものだ。


 話を戻す。

 普通の人も当然だが楽しさや勝利を求めている。ただし程々の範囲での話だ。少なくとも上級者達の求めるレベルの事には労力に見合う価値を感じてはないだろう。
 

 こだわりを押し付けても仕方ない。やるべき事は楽しさを伝えることだ。下手でも楽しそうにプレイしてる動画は魅力的だ。大会の試合の動画だって質は違うがとても楽しい物だ。どちらが好みかと言う問題に過ぎない。


 最近は感覚がズレている人が多いと感じる。まるで「普通」の人達を無視するかのようだ。プレイヤーの民度が落ちたと言うが在るべき所に落ち着いたのだ。
 FPSをプレイする人が限られていた時代ではもう無い。FPSも普通の人達の物になっただけだ。