人生はFPSゲーム。時々哲学。

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BABYMETAL(ベビーメタル)がすごい。

 中高生ならアイドルは好きだろう。そしてFPSが好きな人ならばメタルもきっと好きになれるだろう。

 そんな君達にはBABYMETAL(ベビーメタル)が居る。彼女達は本当のスターになれるかもしれない。世界で通用する本物のスターに。

 少なくとも私はこのまま駆け上がると確信している。本ブログとは全く関係ないジャンルだが取り上げようと思う。同世代の子は知るべき存在だ。




・BABYMETAL(ベビーメタル)

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出典元:http://osamusawada.com/wp-content/uploads/2014/06/BABYMETAL.jpg

女性アイドルグループのさくら学院から派生したアイドル。まだ高校生だ。

画像左:YUIMETAL(水野由結

画像中央:SU-METAL(中元すず香

画像右:MOAMETAL(菊地最愛


この三名でユニットを組んでいる。



彼女らの成功を簡単に並べると以下の通り。

・1stアルバムがiTunes storeで7カ国のロックアルバムチャートでベスト10入り。

日本武道館で単独公演を果たし女性最年少記録を更新。

・フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を巡るワールドツアーを行っている。

レディー・ガガや有名メタルバンドのメタリカメガデス・スレイヤー・アンスラックスと共演。


 デビュー1年なのに凄い話だよね。さて、興味が出たならまずは見てみよう。ダンス・パフォーマンス・メタル・歌唱力。総合的に評価できる動画って奴は素晴らしい。



BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! - Live Music ...

BABYMETAL - メギツネ - MEGITSUNE (Full ver.) - YouTube




BABYMETAL(ベビーメタル)は、はてなブログをやっていると自然と目に入って来る存在だった。そこで興味本意で動画を視聴してみた。メタルとアイドルの融合に最初はなんだこれ?ふーん。まあ、面白いところ突いたね。最初はそんな感じだった。


 しかし、見終わった後も曲が頭に残り続け知らぬ間に頭の中を流れてくる。んん?なんだこれは!ここでもう一度動画を視聴して確信した。


 あ、これメタル部分が良い。そしてボーカルの歌唱力が素晴らしい。良くあるアイドルグループじゃない。これは新しいメタルのジャンルだ。
 カワイイ声とメタルの融合。メロデスの様にデスボイスは無いし、エモメタルやスクリーモともなにか違う。言うならば「Kawaii Metal」だ。


 デスメタルメロデスに。そしてメロデスがエモ・スクリーモに変わった様に。BABYMETAL(ベビーメタル)が新しいメタルの流れを生み出した。Kawaiiは確かに日本の文化だと実感する。こんなの作れるの日本人だけだよ。



 国内より先に海外で実績を残しつつある彼女らは日本での知名度も高まってきている。海外での評価もまだ固まっておらず、ここからが真の勝負となるだろう。まだまだ曲も少ないからね。


 彼女らが成功していく行程は同世代の子達に良い影響を与えてくれると思う。スターの存在って大事。中高生にとって憧れが行動への一番の原動力だ。どの分野だろうと同世代のスターの存在は大きい。


 アイドルでも近年は多人数グループが多すぎた気がする。大人数で歌って踊るのが悪い訳じゃ無いが、どうしてもメンバー個人よりグループとして見てしまう。その点ではSU-METAL(中元すず香)は圧倒的な存在感を放っている。


 贔屓目だけど。贔屓目なんだけど個人的には彼女らが世界を舞台に活動するのをみたい。日本からスターが出て欲しい。これから3年後辺りで彼女らの実力・魅力はピークに達すると思う。その時に世界にいて欲しいと願っている。

 同じ日本人が世界で人気の存在になってくれると素直に嬉しいもの。

BABYMETAL(通常盤)

BABYMETAL(通常盤)

兵法に学ぶ~孫子4:勝利の法則とは~

 今回は第4編「軍形」です。まだまだ孫子の兵法も1/3辺り。どんどんやっていきます。

 軍形で孫子は流動的に行動せよと様々な言葉を使い語っています。孫子の兵法は全編通して「勝ち方」を教える形式ですが実際は「負け方」の羅列です。常勝の方法なんて孫子も知りません。孫子は負ける理由を並べて対策を考え「負けない方法」を纏めたのです。

勝利の法則とは、勝つ時まで負けない事。


 武将や王様は勝ち方を求めるので言い回しは攻めの印象を与えますが、消極的な内容も多く勝てないので「戦うな」と論じている項目は散見されます。

 この第4編はどれも納得できる話が続きます。そんな中から抜粋するのはこちら。

「勝ち易きに勝つ」「まず勝ちて後に戦う」

 勝つための準備を整えて自然に勝つ。勝ち筋を用意してから戦う。「そりゃあ勝つよね。」そう思われる勝ち方を目指せと孫子は言っています。

 敵の様子が良く見えて、敵の声(情報)が良く聞こえれば特別な事をしなくても勝てる。「勝って当たり前じゃん。」そう言われる戦い方が理想の勝ち方です。
 良く見える位置に着く、声を聞く為に配置する。この過程が真の強さであり、それを自然に行い強さを気付かせない様にする。地味であれと言うことですね。


 派手な勝ち方は一見すると強さを感じさせますが、「稀な事象」であって安定しません。全てが偶然・運の力では有りませんが二度目を期待するには無理があるでしょう。
 孫子はこの言葉を通じて「無理勝ち」するなと武将に忠告しているのです。人間、分かりやすく派手な結果に惹かれます。難しいことを達成する事で尊敬を集めたいと言う欲求は誰しも有るでしょう。その欲求は冷静さを失わせ無謀とも言える「無理」をさせます。
 「無理勝ち」しても良いことは無いのです。無理勝ちは自身に誤った勝利過程のイメージを持たせ、冷静に行えば避けられる失敗を見落とすことに繋がるからです。


 劇的な勝利は歴史でもしばしば悲劇を産んでいます。本来は勝負に成らない所を運で勝ってしまうと、また勝てるかもと言う期待が生まれ次第に願望へと形を変えます。そんな運や願望に頼った戦略は長続きせず必ず破綻し手痛い敗北へと繋がります。
 冷静に勝利の為に準備を積んでいれば、勝因に「運」が大きな影響を与えたことに気が付くはずです。運を排除して勝つべくして勝つ。これは本当に重要な考え方ですね。私もきっちり身に付けたい。



 FPSの上達を妨げる要因も似たところがあります。それは相手のミスや弱さに頼った無謀なプレイです。これこそ正に運や願望に頼った戦略です。相手を運良くキル出来たイメージに引きずられ、不利な場所で相手のミス無しに勝てない勝負に挑んでしまう。自分もそんな悪癖に悩まされています。


 自分の中にある運や願望の要素を排除する。これが人間の思考ルーチン上では難しい。人は明日も来月も来年も「生きているに違いない」この盲信的な願望無しには生きていけな
いからです。

 人は自分に都合が良いことを信じるて生きている。その事に孫子は気付かせてくれます。

まんがで身につく 孫子の兵法 ((Business Comic Series))

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兵法に学ぶ~孫子3:リーダーの心得~

 引き続き紹介していく孫子の兵法。今回は第3編の謀攻から有名なこちら!

彼を知り己を知れば百戦危うからず


 敵を知って自分を知れば絶対に負けない。自分を知って相手を知らなければ勝負は五分五分。敵も自分も知らなければただのギャンブル運任せ。

 これ。実は負けないための理論であって勝つための理論じゃない。そして個人に当てはめる事が多いけれど、本質は組織の在り方なんですね。

 孫子は勝つために必要な5つの条件を上げた。それが揃えば負けない!と。

その条件とは
一、戦うべきか判断できる。
二、兵力に応じた戦いができる。
三、君主と人民の目標が同じ。
四、万全の態勢で敵の不備をつける。
五、優秀な将軍がいて君主が口出さない。


 まず一つ目の戦うべきか判断できる。これって難題ですよね。これが一番難しい。戦うだけや戦わないだけの判断は簡単だけど、両方のバランスを保とうとすると途端に難題です。中庸って言葉が有るけど偏るのに比べるてなんと難しいか!
 バランス取ろうとして保守的になって結局バランス悪い。そんなことが多い。偏るって思考放棄が出来るから楽なんですよね。


 二つ目の兵力に応じた戦いが出来る。自分を客観的に評価するのは難しい。過大評価、過小評価は当たり前。これが他者ならまだ楽な方。それでも見誤る事は少なくない。


 三つ目の君主と人民の目標が同じ。この辺りから会社やらチーム規模の話ですね。目標をきっちり定めて共通認識させる。これが大事。社訓なんかこの役割を果たしてます。見るものは違って良いけど見る方向は同じにしたい。
 

 四つ目の万全の態勢で敵の不備をつける。これは当然ですね。これは逆に態勢が整わず、不備をつけないなら戦うなって事です。当たり前じゃんと思うことほど実は難しい。人は実に無謀な行いを平気でやります。これは自戒の為の項目です。

 五つ目の優秀な将軍がいて君主が口出さない。偉い人が足引っ張るな。それだけですね。組織ではよくある事。素人なのに専門家に専門分野でアドバイスしてくる上司とか。
 昔から部下が優秀な程に口を出したがる上役は歴史を見ると多い様です。優位性を保ちたい余り口を挟まずには居られない。せっかく上手く行っている事も権限のある人の一言で上手く回らなくなる。「思い付きで物言うなよ!」と現場で困ることありますよね。



 全体的にリーダーの独断専行を防ぐ為の教えです。チームや集団の状態を確認せず、一人の考えで無理を通そうとするなと孫子は遠回しに諌めてます。 
 そしてきっちりこの順番で物事を進めるのが大事です。判断→評価→統一→準備→実行(委任)。この辺りから企業の経営者達が孫子を好む理由が見えてきます。規模は違えど誰しも一度くらいはリーダーの立場になるでしょう。
 そこで問題になるのが統一と実行(委任)の部分かと思います。目標を皆で共有しないと万全の準備は出来ませんし、実行するときは皆に任せる必要が出てきます。口を挟まなければいけない時はきちんと目標の統一が出来てないのが原因かも。自分の考えをきちんと伝えるのは思っている以上に難しいです。

 幹事なんかもある意味リーダー。嫌でもリーダーやる時は回って来ます。参謀位の方が楽なんですけどね。

99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ

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孫子とビジネス戦略―成功し続けるリーダー、企業は何を考えているのか

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まんがで身につく 孫子の兵法 ((Business Comic Series))

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 孫子の兵法は全部で13編ある。今回紹介するのは第2編の作戦からこちら。

「兵は拙速を聞く」

 拙くても速い行動は熟考しゆっくり行動するより優れている。と孫子は言っています。
 人間の気力や意思は長続きしません。色々考えて動かないよりもやってみなきゃ分かんない!思い立ったその時の勢いが大事だってこと。
 好きな人を誘うときだって1週間以上先の予定組んだらドタキャンの可能性が高まる!約束した時はその気だった。でも気が変わった。これは仕方無いです人間は移ろい変わるものだから。


 当然ですが戦争なんて普通はやりたくない。死にたくないしキツいの嫌だし。特に一般兵なんてあんまり戦争行って良いこと無い。おっしゃやるぞ!って気合い入れてもどんどん頭の天辺から気合いは抜けてく。
 寝る前に夜空を眺めて「俺、なにやってんだろう」こう思ったらもうオシマイ。戦うより戦ってるフリをする兵士の出来上がり。孫子は人間は管理できないと知っていた。だからサッと勢いで動かし短期決戦・一点集中しか無いって考えたんですね。
 現代だって管理職が考えた素晴らしい企画もやるのは平社員。そして手柄は管理職。時間が経つほどやる気が無くなって愚痴が増える。



 個人レベルだとバカと天才は紙一重ってこれだと思う。変に先読みして動けなくなる人よりサッと行動する人が成功する事は多々ある。失敗を恐れて動けない凡人より失敗を恐れないバカの方が可能性に溢れてる。頑張って考えてリスク排除したって排除しきれない。何処かで「なんとかなるさ」の精神で動き出さなきゃ。
 1歩踏み出す勇気を貰うためバカの気持ちになってみた。そしたら「失敗しても死なないし」って言う一つの答えが出てきた。死ぬより最悪な事って無いよね。自己暗示。自己暗示。



天才バカボン幸福論。夜のつぎは朝なのだ。

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バカの壁 (新潮新書)

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まんがで身につく 孫子の兵法 ((Business Comic Series))

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兵法に学ぶ~孫子1:楽して勝つ~

 大手企業の経営陣も読んでいると言う「孫子の兵法」。その基盤は合理的戦術でなく「人の体と心」です。だからこそ時代を越えて現代でも読まれる事となっています。

時代に耐えて残る物には真理が宿るものです。


 孫子の兵法は人間の分析方法を記しています。時代は変われど人間の本質は変わらないし変われないのでしょう。
 ほんの少し抜き出して紹介しようと思います。興味が出たら書籍でじっくり読んで下さい!


 今回は総論となる「始計」から一つ。

「兵は詭道なり」

 敵を欺いて居るのに居ないと思わせたり、逃げたと思わせて奇襲したりと敵の油断を誘い有利に戦う。これって言い換えるなら「真っ向勝負を避ける」って事。有利な状況を作ろうと言う考え方です。
 居るだけで女性が寄ってくるなイケメン相手に容姿で勝負しても勝てない。勉強やユーモア等の他の分野でアピールした方が勝負になる。相手の得意分野で戦うのは大変だ。イケメンだけどバカだよね。イケメンだけど面白くないよね。って思わせたら勝ち目が出るでしょ?

 

 当時は筋肉バカの武将ばかりで数と力で押し勝つ戦が主流だった。勝っても兵士は痛むし兵糧もバカにならない。なのに負けたら最悪全滅。こんな奴ばっかだと国が滅ぶ!
 真っ向勝負って勝っても損失が大きいしやめよーよ。孫子はそう考えた訳だ。


 それでも当時から否定的な意見は有って「仁義に欠ける]「奇に過ぎる」なんて言われたりしたようだ。FPSでも現実でも王道のヒーローに憧れた真っ向勝負が大好きな人たちは同じ様な事を言う。勝っても自軍がボロボロじゃ次の戦いどうするのさ。
 こう言う人達は「努力って評価されない」と言う事を知らない傾向が強い気がする。学校教育で育まれた頑張ったから褒めて!のスタンスだよね。むしろ世の中は頑張ったから何?ってことが多い。運が良ければ頑張ったから許して貰えるかもと言う程度。期待は出来ない。
 戦争で「仁義を通した王道の勝負で負けました。完敗です!」それじゃ済まないの解っていても難癖付けられちゃうんだよね。



 特に「楽して成果を出すのを嫌う」人は本当に楽な方法か考えないで感情的に非難する事が多い。きっと非難された人は「言うほど楽じゃねーよ。」って溜め息をついている事でしょう。楽する為にも形は違えど努力は必要です。
 
 無駄な努力にすがるのは止めよう。努力することが目的になってたりしませんか?自分もそうだけど自分の努力を否定するのって本当に辛い。でも効率悪いと認めないともっと辛い。だって結果が出ないもの。

まんがで身につく 孫子の兵法 ((Business Comic Series))

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超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)

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実践版 孫子の兵法 ― 勝者を支える最高峰の戦略書

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宇宙人にみるサイコパス性

 サイコパス繋がりでもう一つ。

 自己の利益(願望)を追求し、共感を除外した徹底した合理性で成り立つ。
 社会成功型サイコパスって奴がこれに近い。知能は高くて論理的なので高い能力を持っている。しかし、共感出来ないので冷酷で残虐さを併せ持つ。他人に不利益があろうが関係ない。不利益の程度に関わらずね。
 その一部はカリスマとして新興宗教なんかを立ち上げて、一般人から搾取する例もあるようだ。

 そして映画における宇宙人のパーソナリティがこれに非常に近い。

インデペンデンスデイ

インデペンデンス・デイ (字幕版)

インデペンデンス・デイ (字幕版)

 言わずと知れたSF映画の金字塔だ。誰しも一度はこの映画を観たことだろう。王道であり何度でも観れてしまう良作だ。この作品に出てくるエイリアンは高い技術を持ちながら感情を持たず、訪れた惑星の資源を食い尽くして渡り歩いている。だから彼等は定住することは出来ない。

 他の作品でも似たような傾向は見られる。敵対的なエイリアンの典型だ。

 もしかしたら、エイリアンのモチーフは社会成功型サイコパスだったのかもしれない。優秀だが何を考えているかわからない。何となく怖い。まるで宇宙人の様だ。そんな所だろうか。

 排他的とも言える超個人主義者なサイコパスが集団化するとしたら、完全に役割分担された形以外に道は無いだろう。しかし、その集団には感情は要らず本能の様なルールで統一されなければならない。感情は持ち合わせているサイコパス同士は容易に潰し合えるからね。

 つまり集団化するには感情を捨てるか、共感することでしか成り立たない。前者は昆虫で後者は私達が良い例である。
 
 とてもサイコパスが集団を作れる気がしない。確かに宇宙人の様に不思議な存在かもね。

サイコパスって何だろう

 これに関しては専門外で実物を見たことない、今までも実物と接する機会は無かったと思う。ちなみにアニメもある様だけどそちらじゃない。
 サイコパス診断なんてものが流行っているのか、最近良く目にする。なのでちょっと気になった。

 サイコパスの専門書なんて持ってないんで、サイコパスに関しては素人だと言うことを先に記しておく。



 現在はパーソナリティ障害の一つである非社会性パーソナリティ障害にサイコパスは統合されている。ちなみにパーソナリティ障害は最も信頼性が低い診断分類だ。


 パーソナリティ障害なんてもんは程度問題であって、環境(社会)によって決まる。特に非社会性パーソナリティ障害なんてのは「環境が許してくれれば」問題にならない。

 サイコパスに犯罪者が多く居る様に感じるのは、犯罪を犯さ無ければサイコパスと診断されないだけの話。一般的なサイコパスは犯罪は犯さない。大きな問題が無ければ普通に暮らすだけだ。



 サイコパス診断のサイコパスの答えは「極一部のサイコパスの答え」であってサイコパスが全員そう考える訳じゃない。良く考えれば当たり前の話だ。

 あれって問診結果を加工したんだろうけど、サイコパスとか関係なく、答えは他人にはわからないだろうね。


 サイコパスは非社会性パーソナリティー障害の診断基準をより多く満たす一群なので、非社会性パーソナリティ障害全般を示す訳ではない。それは症状と言うより気質と言うのが正しい。彼らは真の意味では病気では無いのだ。

 彼等は共感による判断をしないだけだ。だから罪悪感を感じないし、法律を守る必要性が分からない事がある。
 そう言う意味では完全に自分と他人が分かれているのかも知れない。究極の自己中心気質ってわけだ。




 サイコパスは種内の捕食者。つまり上位に位置する人種と言われるわけってなんだろう。

http://k456.hatenablog.com/entry/2013/08/27/230903

 こちらで軽く触れているが人間性の根源は想像力であり、それを元にした共感そして善意が根底に流れている事で社会は成り立っていると私は思う。

 大多数の人は根底に流れるそれらを、誰しも共通して持っていると信じている。だからサイコパスと呼ばれる人達に、そこを利用され一方的に何かを搾取される傾向が強いと言うことだ。何かとは時に善意だったりする。


 現代社会において一般人よりサイコパスの方が生き方としては優秀かも知れない。しかし、種としては脆弱であってサイコパスが主流となることは無いだろう。きっと彼等だけでは生きていけない。

 サイコパスとは種の繁栄より個の繁栄を重視する人種なのだ。私達は皆で生きることを目指している。その中で彼らは独りで生きることを目指しているのかも知れないね。
 

ゾンビ映画による広告詐欺

 ワールド・ウォーZ

ワールド・ウォーZ (字幕版)

ワールド・ウォーZ (字幕版)

 ここ最近で久々のゾンビ超大作!大物俳優が主演でお金もかかっている。見所はゾンビファン必見のゾンビの群れ!そしてゾンビファン歓喜のゾンビの壁越え!


 ゾンビファンでゾンビ情報に通じる筆者の認識はこうだった。しかし、知人の女性の感覚は違った様だ。

 久々のパニック超大作!ウイルスによるパンデミック(大規模感染)に立ち向かう大物俳優!見所は荒廃した世界における家族愛と主人公の決断!

 こんな所だった様だ。その時手にしていた映画情報媒体にはゾンビのゾも記されてない?いや、題名にZがあるじゃないか!DayZ(パソコンの素晴らしいゾンビゲー)の様にZはゾンビのZだ!世界の終わりと掛けてあるんだ!
 と突っ込みを入れたくなるが、ゾンビに興味がない一般人にはわからないだろう。


 当然その知人女性は映画館で驚愕の事実に曝された訳だ。映画の広告やトレーラーを作るときには色々と考えなければならない。

 1)当然だが人が入らないと金にならない。
 2)集客層の拡大を目指したい。
 3)ライバル映画との競合を避ける。
 と言った所だ。特別な事ではないが問題はここからだ。

 ここで配給は暴挙に出る。集客層の拡大を目指すために有名芸能人を吹き替えに採用する。
 トレーラーで見せ場を惜しみなく出し尽くす。興業収入や動員人数の水増し。

 そして極めつけが冒頭に挙げたゾンビの存在を隠す。


 映画の内容を錯誤させる方法は誉められたものではない。ゾンビは悲しいことだが生理的に受け付けない人が一部には居るのだ。

 そんな人たちに無理矢理ゾンビを見せるのはゾンビ普及を邪魔する悪手だ。


 一部の作品は宗教的な知識を必要になり広告に苦慮することがある。とある映画の「イナゴ少女現る!」と言うキャッチコピーは噴いた。

リーピング [Blu-ray]

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 この映画は少女がイナゴに変身するわけでもイナゴを操る訳でもない。イナゴの群れの中に少女が立っているシーンが有るだけだ。作品自体はまあまあだ。イナゴ少女を期待しなければの話だが。


 他にも「衝撃の事実」が無いと言う衝撃や「隠された謎」が隠れていないと言う謎。と言うようなキャッチコピーは数知れない。


 いい意味でも悪い意味でも期待を越えるのはまだ優良だろう。

 予想外の迫り来る画面一杯のゾンビ!素晴らしいゾンビアクション!素直な彼女はささやかな休日の楽しみをゾンビで壊されたのだ。


 情報は先ずは疑うべきだ。全ての映画に当てはまる訳では無いが、スタンディ(映画の立て看板)の前でサイコー!と叫ぶ女の子は役者予備軍で台本に従っているだけだ。映画は見ていない。
 初登場1位の映画は黒スーツの男が前売り券を束で持ってきて席を買い占めている。数字上は大入りなのに何故か上映終了後も客は殆ど出てこない。
 筆者が映画館に従事していた時に実際に出くわした例だ。これだけ情報は加工された物が我々の元に届くのだ。


 情報は冷静にその質を評価したい。正しく映画を楽しむためにも。

人間性

 人間性とはどんなことだろう。優しさや社会性だろうか。献身的な行いだろうか。

 優しさや社会性そして献身性は動物でも持っている。単純に生きる為に必要な素養なのだろう。
 ならば欲望を抑える理性だろうか。しかし忍耐と言う意味ではむしろ動物の方が優れている。言葉や感情も人間固有のものではない。

 言語や技術は人間特有だが人間性と言うのはちょっと違う感じだ。



 人間性とは想像力だ。その源泉はドーパミンにある。

 積極的にドーパミンを使った人類は想像力を手にいれた。その想像力はまず他者とのコミュニケーションに使われた。

 相手の気持ちを想像し汲み取る力を得たことで様々な感情の機微を読み取れるようになった。そして社会、言葉が生まれた。

 言語や文字は難解な感情の表現の為に生まれたのだ。現在でも芸術の一角としてそびえ立つ文学は言語の役割を今も示している。

 芸術は人間性の象徴だ。ドーパミンが過剰になると幻覚・幻聴・思考障害が起き、自分と他人の境が曖昧になる。これは他の動物には見られない事だ。

 芸術は見たもの聴いたものに一定の共通感覚を与える。
 人種も思想も越えて人類を一つに出来るのは芸術だけだ。


 人間性は芸術性だ。一種の狂気に近い不合理な事柄に人間性を感じる事があるのはそのためだろう。
 自分が好きな芸術を並べた時、きっと自分の人間性を感じ取れる。

 自分を知りたいなら他人でなく芸術に聞こう。自分の心が投影されてるはずだ。

引き続きアルバトロス・ロマン

 エロは強い。アルバトロスロマンの検索が急上昇だ。

 人間は希少価値が高い物が好きだ。ブロンドもその一つだろう。男女問わずブロンドは魅力的だ。

 純粋なブロンドは少ないそうで殆どが染めているらしい。マドンナやレディ・ガガなんかはブロンドにしたら売れ出したそうだ。


 海外からは美しい黒髪が人気だ。当然だが日本人だって大好きだろう。
 共通するのは輝きだと筆者は考える。艶やかな髪は魅力的だ。髪は女の命と言うのも頷ける。

 男は質感に弱い気がする。触れてみたいと思ったら負けだ。某シャンプーメーカーのスーパーリッチのCMとか反則だ。
 おまけに何時も素敵な女優が出てくると来たもんだ。女優がシャンプーのCMに出れる事はステータスだと確信する。


 例によって敢えてアルバトロスロマンで比較しよう。当然ながら見てないので内容は保証しない。(画像が張れないのでお気に入りの女優が張れないので。)

 

耳をかく女 [DVD]

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黒髪代表というわけでこれ。エロと言うよりフェチだな。

とある女性の髪に拘った作品を作る人が居るのだがそれを思い出した。機会があれば紹介する。

 


 

トリプル・レディボディ [DVD]

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ブロンドはあんまり良いのが無かった。ボリュームがあり動きを感じる様なのがイメージなのだが。おまけ程度に載せておく。
 エロ過ぎて載せるのを躊躇う様なのも多いと言うのも有るが。

 興味がある人は是非公式サイトを見てくれ。まさにB級の聖地!かえって見たくなるような作品が溢れている。
http://www.albatros-film.com/

 アルバトロスもアルバトロスロマンもこれまでにする。特にロマン。